■自転車に付帯(ふたい)する道具…自転車鑑札(かんさつ)
日本の自転車の歴史を調べると、昭和時代の話題として「自転車鑑札」があります。今は、一部の博物館や資料館などの展示で「自転車鑑札」の実物を見ることができます。
明治5年8月、その当時の東京府(現=東京都)の諸税収納台帳の項目の中に自転車1輌の記載がありました。自転車の徴税の件は、この台帳の記載の中あり、全国に広まり、自転車台帳がつくられことで、正確な自転車保有台帳が把握出来るようになりました。この徴税と同時に鑑札が交付されました。鑑札は、時代とともに木製からアルミニウム製へと素材が、そして取り付け位置・形も変更となりました。
昭和29年には、自転車税と荷車税を統合して「自転車荷車税」となり、1台あたり200円となりましたが、諸事情により昭和33年に自転車荷車税は廃止されました。
*自転車税200円+鑑札交付手数料50円
引用:「美浜町報」昭和31年6月10日発行
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