■佐渡ジオパーク食 「佐渡のみかん」のご紹介
佐渡の地質や地形と関わりのある食材と、その食材を使った食品の「佐渡ジオパーク食」の中から、今回は「佐渡のみかん」をご紹介します。
みかん栽培の北限の一つである佐渡のみかんは、主に佐渡の南部地域(小佐渡南岸)で栽培されています。その理由は、地形と気候にあります。小佐渡南岸は、小佐渡丘陵が衝立となるため、冬の季節風(北西の風)の影響を受けにくく、対馬暖流が沿岸を流れ、最も寒い時期でも平均気温が5℃とみかん栽培に適しています。また、小佐渡南岸の斜面は日照時間が長いこともあり、これらの地形と気候がみかんを栽培するための好条件になっています。
佐渡のみかんは、雪が降る前の11月から12月にかけて収穫されます。樹で熟したものを穫するため、コクのある濃厚な味わいになっています。佐渡島の気候により、さわやかな甘みと程よい酸味が特徴のみかんです。
明治初期頃から自家用として栽培されてきた佐渡のみかんは、近年、たばこ畑跡地を利用した新植が増えており、新しい佐渡の産品として、さらに注目を集めています。
皆さま、おいしい佐渡のみかんをぜひお召し上がりください。そのほかの佐渡ジオパーク食については、佐渡ジオパーク公式ウェブサイトに掲載しています。ぜひご覧ください。
問合せ:社会教育課ジオパーク推進室(佐渡ジオパーク推進協議会事務局)
【電話】27-2162
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