■ゴール14 海の豊かさを守ろう
みなさんは佐渡島内でコンブが生産されていることを知っていますか?
本来、コンブは北海道などの水温の低い地域で育ち、夏場に海水温が高くなる佐渡の海域では自生することができません。しかし、島内では年中低水温を維持できる海洋深層水を活用して島内漁業者と佐渡市が協力し、持続可能なコンブ養殖に向けて研究を行っています。冬から春にかけては海面で養殖を行い、夏から秋にかけては深層水施設を活用したコンブ母藻の管理、種糸生産を行うことでコンブを安定して養殖できるよう取り組んでいます。
近年、「ブルーカーボン」と呼ばれる、海藻類の吸収する炭素が地球温暖化などの環境問題に貢献するということで注目されています。一方で海水温の上昇、海洋ごみなどの影響により藻場が減少傾向にあります。残念ながら佐渡島内でも藻場が減少しています。
藻場の回復・拡大には長期的に保全・推進活動をすることが重要です。みなさんも海の豊かさを守るために、海とのかかわり方について一緒に考えていきましょう!
問合せ:農林水産振興課林業・水産振興係
【電話】63-3761
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