■瑞宝双光章
元民生・児童委員
元公立中学校教諭
石崎 茂さん
石崎さんは昭和27年から平成4年まで40年間、公立中学校で教諭を務められました。その後、民生委員・児童委員として福祉支援の活動を30年間続けてこられました。
中学校では理科のご担当で、いつも明るく楽しい授業となるよう心掛けていたそうです。石崎さんの教諭としての理念は「授業はもちろん、学級活動や部活動などで生徒と向き合う時間を大切にすること。」と教えてくださいました。
受章を受け、昔の教え子から連絡があったことや、直接ご自宅を訪問してくれた方もいることを嬉しそうに話されていました。
公立中学校の教諭を定年退職された後は、民生委員・児童委員として活動されました。貧困や家庭内の不和など、地域住民の小さな声に耳を傾け、幅広く生活をサポートすることにご尽力されました。
現在は須田小学校と須田中学校で毎月1回、朝の挨拶運動に参加されているほか、健康のため散歩をしたり、脳の活性化のためにクイズに挑戦したりしているそうです。
これからの目標をお聞きすると、「95歳までは生きたい。そのためにストレスをためず、楽しく毎日を過ごせたら。」と話されていました。
■瑞宝双光章
元加茂市消防団団長
近藤 和三さん
近藤さんは昭和48年から令和4年まで約半世紀にわたりに消防団活動に従事され、平成28年には消防団長に就任し、2期6年務められました。受章について、「驚いたが貴重な機会なので喜んでお受けした。」とお話しされました。
消防団としての活動の中で、火災や水害、行方不明者の捜索など、様々な災害現場に出動された近藤さん。入団して間もない頃、十分に訓練を積んでいないにもかかわらず火災現場に出動し、消火活動を行ったこともあったとお話しされていました。苦労も多い中、消防団の活動を続けることができたのは、多くの人との交流の輪が広がるのが嬉しかったからだと教えてくださいました。「いい人に恵まれて、とても幸せな人生だ」と振り返ります。
現在はシルバー人材センターの仕事の他、加茂福祉会理事、加茂市特別職報酬等審議委員、加茂市自然環境保全審議会委員を務めるなど、多方面でご活躍されています。
近藤さんのこれからの目標についてお聞きすると、「一年一年の積み重ねを大切にして、健康に留意し、友人との付き合いも続けて楽しい人生を送りたい」と教えてくださいました。
最後に、消防団の人手不足に言及され、「ぜひ若い人に入団してもらいたい」とお話しされていました。
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