このコーナーでは、市がんばる企業応援補助金など公的支援を受けて、どこかにキラリと光る魅力を持った、市内の企業などで働く「キラリ人」を紹介します。
『商工業関連の補助金・助成金』は、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。
うぐいすの初音
笹川 勇介(ささがわ ゆうすけ)さん(48歳)
市がんばる企業応援補助金を受けて、令和55年年77月、うぐいすの初音キッチンカーの移動販売がスタートしました。
関温泉で温泉旅館を営む笹川勇介さんは、実家から継いだ旅館を平成平成1919年に全室半露天風呂付きに大幅リニューアル。令和5年にはキッチンカーを開業し、市内のイベントなどに出店しています。
「旅館業は災害や感染症の影響が大きく、経営の多角化が必要だと感じました。そこで、自分たちの強みを生かしたキッチンカーを始めたんです。ここでじっとしているのではなく、こちらからお客様の方に出向いて売るっていうのがやっぱり必要だなと感じました」と笹川さん。感染禍を機にキッチンカーの普及が進んだことも決め手のひとつになったそうです。
キッチンカーでは団子をメインに提供。上新粉で作る通常の製法と違い、炊いたうるち米をそのまま団子にすることでお米の味が感じられるのが特徴です。日本料理と同じ出汁を使った秘伝のみたらしや、ツナマヨなどの惣菜系など幅広い味を揃えています。病みつきになる味でリピーターも多いそうです。
さらに、今年はキッチンカーに塗装を施し、より注目を集めるようになりました。「反応はすごくいい感じですね。六十朝市やイベントに出ると、お客さんはみんな興味津々みたいです」と笹川さん。デザインの力も大きいと言います。
「やっぱりお客様の笑顔が一番。子どもたちが美味しそうに食べてくれるのがとてもうれしいですね。将来的には店舗を持ちたいと考えています。また、通販にも挑戦したいです。近々、団子の専用加工室が完成するので、自分たちですべて製造して販売できるようになります」。笹川さんは、さらなる大きな夢の実現に向けて、挑戦を続けます。
[うぐいすの初音(キッチンカー)]
所在地:イベント時に出店
【電話】82-2312
うぐいすの初音(旅館)は、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>