外国語教育と国際理解教育の充実を通して
年間で約6万人の外国人観光客(平成30年度)が当市を訪れています。インバウンド人気が高まってきている妙高として持続可能な発展を遂げるためには、それを担う人材育成が必要不可欠です。そこで、園児、小・中学生を対象とした、使える英語力育成の取組と姉妹都市との交流を中心とする国際理解の取組について紹介します。
■当市の英語教育の主な特色を紹介します
・キーワードは「使える英語力の育成」と「連続性のある英語教育」
・発達段階ごとに目指す姿を設定し、園の「出会う」「まねる」から始まり、中学校の「できる」「使える」を最終目標に、11年間を見通した指導を推進しています
・市の規模としては多い8人の「ALT(外国語指導助手)」を全園、小・中学校に配置。使える英語力の育成に資する指導体制を整えています
・園と小学校の低学年は、市独自のカリキュラムに基づいて授業を行っています。園ではALTが、小学校ではALTと学級担任などが協力して指導しています
・園から小学校へ、そして、小学校から中学校へのスムーズな接続を重視して取り組んでいます
・英語教育の重点取組校として小学校1校を指定(3年間)。年に3回の授業公開並びに研究協議会を開催し、市内の指導担当者の授業力の向上に努めています
・市教育研究会(教職員の自主研修組織)と連携して、指導担当者の授業改善に取り組んでいます
■昨年5月17日から、2泊3日の日程で姉妹都市ツェルマットから29人の中学生が来市。市内3中学校の生徒と交流したり、ホームステイによる生活体験を楽しんだりしました。本交流を通じて感じたことについて、受け入れた生徒の感想を紹介します。
○受け入れた生徒の感想
・国の違い、言葉の違いがあっても、言いたいことは伝わるので、英語をちゃんと完璧に話せなくても、だいじょうぶだと思った。相手とのやり取りの中で相手の質問がわかったりして、今まで学んできた英語は使えていると思った。
・英語を自分がもっと理解していれば、さらに楽しめたと思う。英語の勉強もがんばろうと思った。
・今度は私がスイスに行って、ツェルマットの良さを教えてほしいと思った。
なお、次年度は市の生徒代表がツェルマットを訪問し、交流する予定です。
問合せ:こども教育課 学校教育係
【電話】74-0037
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