このコーナーでは、妙高市消防団の活動を紹介するほか、自分の身は自分で守るという市民の皆さんの防災意識を高める情報をお伝えします。
■災害への備えを万全に
1月の能登半島地震では、市内でも震度5強を観測した地点があり、私たちは近年にない大きな地震を体験しました。皆さんは、1月1日16時10分頃に発生した地震で感じた気持ちや自らの行動を覚えていますか。また、必要と感じて備えていることはありますか。今回は、市消防団の災害への備え、市防災士会が実施した能登半島地震に関するアンケートを紹介します。
○消防団が取り組んでいること
災害は、いつ、どのような形でやってくるかわかりません。市消防団では、さまざまな状況を想定して、訓練や機材の準備をしています。
火災の消火訓練が主となりますが、災害発生時に住民の皆さんの安全を確保するための避難誘導訓練や命を守る心肺蘇生方法を広める活動なども実施しています。
■今後のために覚えておきたい大地震の経験
市防災士会が「1月1日に発生した能登半島地震に関する市内小学校の地域別アンケート」実施
防災士は、NPO法人日本防災士機構の認証登録を受け、防災リーダーとして自主防災組織などの意識啓発や訓練などに参加し、地域の防災力を高める活動を行っています。現在190人が登録し、妙高市防災士会(砂山幸夫会長)に所属しています。防災士は、消防団員と同じく、地域に住む一個人。地域の実情も把握していて、避難所開設などの際、大きな力になる存在です。
市防災士会では、能登半島地震に関して、市内小学5・6年生とその保護者を対象にアンケート調査を実施しました。アンケートでは、地震発生時の行動や感想、地震がおさまった後の家の中の状態、地震に関する情報の入手手段、普段からの地震の備えなどを調査。時間とともに薄れてしまう記憶を記録に留め、地域の防災に生かしていこうと実施したものです。
○13の設問中、次の4つの質問で特に多かった回答
[地震で感じたことや取った行動]
・とても怖かった…81%
・しばらく家族と過ごした…61%
[地震後の情報の取得方法]
・テレビ…96%
・インターネット…26%
[地震以前に備えていたこと]
・何もしていなかった…42%
・食料や飲料水の備蓄…31%
[地震後、災害に備えて準備が必要と思ったもの]
・飲料水の備蓄…70%
・食料の備蓄…65%
アンケートの対象者:
対象者…市内小学校5・6年生とその保護者
対象者数…442人
回答者数…164人
回答率…37.1%
防災士、アンケートの結果は、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。
■情報の入手手段を確保
災害や火災が発生したとき、次の手段で情報を発信しています。
・安全安心メール
・市ホームページ
・市公式LINE
・防災行政無線(戸別受信機)
・上越ケーブルビジョン(JCV)121チャンネル
詳しくはは、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。
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[発行]妙高市消防団広報部(事務局:妙高市役所総務課危機管理室防災係)
【電話】74・0002
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