台風や大雨は、毎年大きな災害をもたらします。家族やたいせつな人たちの安否・周辺の状況は確認できていますか。食料や飲料水などの備蓄はありますか。災害は必ず起きるものと考え、事前に対策しておくことで被害を最小限に抑えることができます。いざというときに、落ち着いて行動できるように災害への備えをもう一度確認しましょう。
■7日分の食料と飲料水などを備蓄する
台風接近時には、駆け込み需要で食料品が買えなくなる可能性があります。日頃から災害に備えて準備をしておくことが重要です。備えは、最低でも3日分、できれば7日分程度の非常食と飲料水を用意しましょう。
○ローリングストック法で常に一定の備蓄量を保つ
[缶詰・レトルト食品]食べなれた好みのものを備えましょう。
[乾麺]ゆで時間の短いものがおすすめです。
[フリーズドライ商品]少量のお湯で温かい食品が食べられます。
いざ非常食を食べようとしたら期限が切れていた、ということにならないために、備蓄を回転させることが重要です。
○ローリングストック法とは
食料や飲料水などを少し多めに買い置きして、日頃の生活の中で使いながら買い足し、常に一定の備蓄量を保つ方法です。
■非常用持ち出しバッグを準備する
避難情報が発令されたり、自宅が被災したりしたときは、安全な場所(避難所など)に避難し、避難生活を送ることになります。いつでもすぐに持ち出せるよう必要なものを準備しておきましょう。
○非常用持ち出しバッグに詰める物の例(人数分用意しましょう)
・食料(アルファ米、乾パン、ビスケットなど)、飲料水
・貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証、マイナンバーカードなど)
・救急用品(常備薬、ばんそうこう、包帯、消毒液など)
・ヘルメット、防災ずきん、軍手
・懐中電灯、携帯ラジオ、電池、携帯電話の充電器
・衣類、下着、タオル、毛布
・洗面用具、携帯トイレ、ウエットティッシュ、カイロ
○準備のポイント
各家庭で必要な物は異なります。避難生活をイメージしてチェックしましょう。
乳幼児がいる家庭…ミルク、ベビーフード、ほ乳瓶、おむつ、おしりふきなど
ペットがいる家庭…ペットの餌、生活用品、ケージなど
薬を服用中の人…薬、お薬手帳
■家の外と中の備えを確認する
大雨が降る前、風が強くなる前に行いましょう。
◆家の外の備え
○雨戸や網戸の固定
網戸を養生テープなどで固定して飛ばされないようにしましょう。
○屋外のものを家の中にしまう
プランターなどは、風で飛ばないよう固定するか家の中にしまいましょう。
○車のガソリンを満タンに
停電時でも車からスマホの充電をしたり、避難時の移動に使うため満タンにしておきましょう。
◆家の中の備え
○窓ガラスの保護
養生テープなどを貼ることで、窓ガラスの飛散防止をしましょう。
○風呂に水を貯める
断水に備えて浴槽に水を貯めるなどして生活用水を確保しましょう。
○スマホやノートPCの充電
停電に備えスマートフォンやノートパソコンなどをフル充電しましょう。
■身を守るための3つのポイント
○ポイント1 ハザードマップを参考に避難場所や避難ルートを確認
台風などによる災害から身を守るために、誰と、どのような手段で、何を持ち、どの道を通って、どこに避難をするのか、前もって対策しておくことがたいせつです。市のハザードマップを参考に避難場所や避難ルートについて確認しておきましょう。
○ポイント2 防災情報は、早く・正しく・正確に
道路が冠水し、宅地内への浸水が発生しているときは、既に安全に避難するタイミングを過ぎている可能性があります。そのため、事前に避難を始められるように複数の情報収集の手段を活用し、最新の状況を把握しましょう。
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○ポイント3 早めの避難を心がけましょう
避難は、市が指定した避難所へ避難することだけではありません。自らの命を守るため、難を避けることが出来る場所に移動することも避難の一つです。避難情報が発令されていなくても、その場にとどまるのが危険と判断したら、自主的に避難を開始しましょう。また、気象庁が発表する防災情報の警戒レベルに応じた行動をしましょう。
問合せ:総務課 防災係
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