文字サイズ
自治体の皆さまへ

フレイル予防のための運動器科学講座が送る健康情報

28/41

新潟県小千谷市

フレイルは社会全体の病です。老若男女全ての市民の健康と幸せ無くして防げません。このコーナーでは、健康に役立つ情報を幅広くお届けします。

■基本的な感染予防策

JA新潟厚生連小千谷総合病院
感染管理認定看護師 廣井瑞江さん

新型コロナウイルス感染症が分類された5類感染症は「総合的観点から危険性が最も低い」とされ、他に季節性インフルエンザ、麻疹(はしか)、風疹、RSウイルス感染症などがあります。しかし、これらの感染症であっても予防対策は大切です。

◆感染症の「うつる経路」
〇空気感染
空気感染するのは結核、水ぼうそう、麻疹です。麻疹は感染力が強いですが、日本ではワクチンの普及により大規模な流行は起こりません。

〇接触感染
ウイルスを含んだ飛沫(せき・くしゃみなど)が飛んだ場所に触った手で、自分の目・鼻・口を触ることで感染します。手洗い・手指消毒など、手を清潔にすることにより防止できます。

〇飛沫感染
近い距離で目・鼻・口に直接飛沫を浴びたり、会食などで飛沫が飛んだ食物を食べたり、飛沫を鼻や口から吸い込んだりすることで感染します。会話で飛沫が発生するので、予防するために、コロナ禍では世界中の人々が長期間マスクを着用しました。

◆基本的な感染予防策
ウイルスや細菌が体内に入ったからといって、必ず感染するわけではありません。自分の抵抗力がウイルス・細菌の感染力と綱引きをして、負けたときに感染します。それでは、基本的な感染予防策について考えてみましょう。

大事なことは、自分の抵抗力を高めることです。食事をきちんと取る、睡眠不足を避ける、ワクチンを接種するなど、ウイルスや細菌に打ち勝つ力を高めましょう。ワクチン接種ができない体質の方や、体力が低下しているときなど、自分の抵抗力が弱まっている場合は、ふだん以上の感染対策を行いましょう。

(1)人混みへの外出時や、飛沫が発生するようなイベントの際はマスクをしましょう
(2)不特定多数が触る場所に触れたら、手を洗いましょう
(3)洗っていない手で自分の目・鼻・口を不用意に触ることを避けましょう

このように、ふだんから自分の抵抗力を高めることを意識し、ウイルスや細菌が体に入る量をできるだけ減らす対策を行いましょう。

問合せ:健康・子育て応援課 健康増進係
【電話】83-3640

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU