◎11月は「にいがた健口文化推進月間」
一緒にオーラルフレイル・歯周病予防を始めてみませんか?
■オーラルフレイルとは?
オーラルフレイルとは、加齢による「わずかなムセ」や「かみにくい」などのお口のちょっとした衰えから口腔機能が低下し、心身の機能まで低下する状態をいいます。これらの状況が悪化し、うまく食べることができず低栄養状態になることで転倒・骨折のリスクが上がり、寝たきりにつながる恐れがあります。オーラルフレイルに該当する人は、要介護認定や死亡のリスクが約2倍になるという研究結果が報告されています。
■オーラルフレイルにも関係する歯周病
歯周病とは、歯周病菌による感染症で歯茎に炎症が起こり、長い時間をかけて進行することで歯茎や骨など歯を支える組織が徐々に破壊される病気です。
歯周病はお口の中だけの問題ではなく全身の病気にも関係し、さまざまな影響を及ぼします。歯周病菌が血管内に入り込み血流に乗って全身へ広がることで、狭心症や糖尿病、誤嚥(ごえん)性肺炎などの病気に影響します。
■市では無料の歯科健(検)診を行っています
期間:~令和7年2月28日(金)
対象:
・成人歯科健診…40歳・50歳・60歳・70歳の方
・後期高齢者歯科健診…後期高齢者医療に加入する76歳・80歳の方
受診方法:対象の方には受診票を送付しています。同封の一覧表に記載されている歯科医院に事前予約のうえ、受診票と健康保険証を持参し受診してください。
■オーラルフレイル・歯周病を予防しよう
(1)すきま時間を活用した口腔体操
食べ物をしっかりかんで飲み込むためには、口の周りの筋肉を鍛えることが大切です。
・顎の先を触るイメージで舌を伸ばす
・鼻の頭を触るイメージで舌を伸ばす
・左右に舌を伸ばす
・唇をなめるように左右にぐるりと舌を動かす
また、だ液腺(耳下、顎下、舌下)を押すことでだ液がよく出るようになり、飲み込みやすさや口の渇きに効果的です。(本紙20面の図参照)
(2)歯間部清掃用具を使いましょう
歯ブラシのみで磨いた場合、取り除ける汚れは約6割程度と言われていますが、歯ブラシと併用して歯間部清掃用具を活用することで、約9割の汚れを取り除くことができます。
・横にのこぎりを引くように入れる
・歯面に押し付けたまま上下に動かす
(3)定期的な歯科検診を受けましょう
むし歯や歯周病の早期発見・治療は悪化の予防、オーラルフレイル予防につながります。かかりつけ医をつくり、年に1回は歯科検診を受けましょう。
問合せ:健康・子育て応援課 健康増進係
【電話】83-3640
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