大きな災害の発生に備え、食料や水のほかに携帯トイレも重要な備蓄品・非常持出品となります。1人あたり1日5個必要になると言われており、最低3日分を目安に備蓄しましょう。また、家庭での備蓄はもちろん、従業員が帰宅困難になった場合に備えて、企業や事業所でも携帯トイレを備蓄しましょう。
◇災害が起きるとトイレが使えなくなります
能登半島地震では、広い地域で断水が発生しました。災害により下水道や排水設備が破損している状態で水を流すと、パイプが詰まったり、汚水が逆流したりすることもあります。そのため、長期間トイレが使えないことを想定した備えが必要です。
◇発災直後は「携帯トイレ」を使いましょう
「携帯トイレ」とは、排便袋と吸水シート(または凝固剤)がセットになっているもので、ホームセンターなどで簡単に手に入ります。洋式便器や簡易トイレなどに取り付けて使用しますが、水を使わずに排泄物を固めることができるため、使用後はごみとして処理することができます。
《携帯トイレの使い方》
(1)たまった水で排便袋がぬれないよう便器にポリ袋を被せる。
(2)(1)の上から排便袋をセットする。
(3)吸水シートまたは凝固剤を入れ、用を足す。
(4)排便袋を取り出し、空気を抜いて、口を強く縛る。
※商品によって使い方が異なる場合があります。使用前にパッケージなどでご確認ください。
問合せ:防災安全課
【電話】83-3515
<この記事についてアンケートにご協力ください。>