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毎年6月は食育月間・毎月19日は食育の日 みんなで取組もう「食育」

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新潟県弥彦村

■弥彦村食育推進基本理念「弥彦村 食で育む元気・長生き・豊かな心」

◆食育活動を紹介します! ~二松保育園編~

▽年長児親子を対象としたキッズ健康講座を10月に行いました。
目的:
(1)入学を控え、生活リズムを整えることや朝食の重要性を知る。
(2)本物の「だし」の取り方と味を体験し、うま味を知って減塩意識を高める。
(3)包丁の扱い方を知り、食材を切ってみる。

講座では、包丁を使って大根、人参、さつまいも、しめじを切る体験をしました。エプロン、三角巾を身につけた子どもたちは講師の先生の話を聞いて、包丁の扱い方や食材の切り方を学びました。実際に包丁を使う場面では、「どうすればいいの?」「こうかな?」と確認をしながら、食材の厚さがそろうように気をつけ集中して取り組んでいました。
初めて包丁を持つ子どもが多く、全部の食材を切り終えると「ふ~終わった」「人参硬かった~」と子どもたちは思ったことを言葉に出しながらも達成感を得た表情をしていました。また、体験してみて初めて「硬さの異なる食材は、それぞれ力の入れ方を調整しないとうまく切れない。」ということがわかりました。切った食材は、この日の給食メニューである「秋の森汁」の具になりました。
次に、本物のだしを味わう経験では、まず、だしを取る前の昆布、鰹節、煮干しを実際に子どもたちが手に取り、触ったり鼻に近づけて素材の匂いを嗅いでみました。すると、「うわっ!」「面白い匂いがする!」と驚く声が上がり、「だしって何?」と謎が深まりました。沸騰した湯に鰹節が入っていくと、一気にだしの香りが部屋中に広がり、子どもたちは、まだかまだかとだしの完成を楽しみにしていました。だしは、うま味や風味により調味料を多く使わずとも、料理のおいしさを倍増させるものです。出来上がっただしを飲んでみると、昆布や鰹節、煮干しの合わさったうま味や風味をしっかりと感じ、しょっぱさに頼らない素材本来の優しい味を体感しました。だしを取って料理をする家庭が少なくなっていますが、子どもも保護者も改めてだしのおいしさを知り、和食の良さを感じる機会になりました。
体験後は、親子で給食を食べました。自分たちが切った野菜と、昆布、鰹節、煮干しが効いただしを合わせた「秋の森汁」は格別においしく感じられたようです。また、事後アンケートでは、保護者から「家でもだしを取ってみたい」「だしを効かせると減塩できることがわかった」等の感想が多く寄せられ、「家族みんなでおいしく減塩」を実践するよいきっかけになったようです。
今回のキッズ健康講座では、入学を控えた子どもと保護者が、改めて生活リズムを整えることや、食事の重要性について意識を高めることができ、また、楽しい時間を過ごす中で親子の絆を深めることができたようです。食を通した触れ合いは、自然と会話が生まれ、みんなが笑顔になります。子どもの豊かな心を育むために、ご家庭でも親子で一緒に料理をしたり、食卓を囲む時間を大切にしましょう。

問合せ:住民福祉部 健康推進課 健康推進係
【電話】94-3139

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