図書館司書がお薦めする、子ども・子育て世代向けの本を紹介します。
『としょかんライオン』
作:ミシェル・ヌードセン
絵:ケビン・ホークス
訳:福本 友美子
出版社:岩崎書店
発行年:2007年
市内図書館所蔵数:26冊
◆あらすじ
この図書館は、みんながさまざまな決まりを守りながら利用しています。ある日突然1頭のライオンがやってきました。しかし、図書館にはライオンが来てはいけないという決まりはありません。そこでメリウェザー館長はライオンを受け入れ、決まりを破ったときにだけ注意をしました。それからライオンは何度も来るようになり、図書館の仕事を手伝うようになりました。みんながライオンに慣れた頃、館長が踏み台から落ちてしまいます。
◆おすすめポイント
登場人物たちは、最初はライオンを怖がります。しかし、そんな人たちがライオンを受け入れていく姿や、ライオンが決まりを守って仕事を手伝う姿に胸が温かくなります。
館長が倒れてしまう場面では、決まりについて考えてしまいます。決まりとは何なのでしょうか。
図書館を舞台にライオンと周りの人たちの交流を通して、決まりについて考えさせてくれる絵本です。
問い合わせ:西川図書館
(【電話】0256-88-0001)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>