『300年以上の歴史を持つ亀田三・九の市』
亀田三・九の市発祥の日とされている11月3日にあわせて、マルシェを開催します!
区役所だよりでは、3号に渡って三・九の市の歴史や現在の様子をお伝えします。
亀田郷は、阿賀野川、信濃川、小阿賀野川に囲まれた地域です。その中心に位置する亀田地区は、近世より栗ノ木川における河川交通の拠点として栄え、1693(元禄5)年に「亀田町」となりました。その翌年には、六斎市(※)である「亀田三・九の市」が開かれ、開催日には近隣の村からも多くの方が訪れていました。この賑わいの中で、亀田縞などの手工業が発展し、商人や近隣住民が集まることで、宿泊や飲食など、数多くの店が開かれるようになり、町が広がっていきました。これが亀田町のルーツといわれています。
1694(元禄6)年の誕生から330年が経った現在でも、3と9のつく日は亀田市場通りに20軒ほどの露店が並び、新鮮でお買い得な野菜や鮮魚などを求める買い物客で賑わいます。
最近は、昔ながらの方々に加え、若い農家の出店も見られます。人情あふれるやり取りは、朝市ならではの魅力です。皆さんもぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか。
◆六斎市とは
14世紀頃から月6回開かれるようになった定期市のことです。農村部に開設されたこのような市を中心とする集落は「在郷町」と呼ばれていました。江南区では亀田と酒屋が在郷町であり、亀田では三と九、酒屋では二と七のつく日に現在でも市が開催されています。
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