厚生労働省の研究では、認知症の高齢者が2040年には、584万人にのぼり、高齢者の約15%が認知症になると推計されています。認知症は、誰もが関わる身近なものです。他人事ではなく、身近に感じ、さりげないお手伝いをすることで、本人やその家族が住み慣れたまちで安心して暮らすことができます。
■私たちにできること!一緒に取り組もう
◆認知症サポーター養成講座
認知症サポーターは、認知症について正しく理解し、本人やその家族を温かく見守る応援者です。学校や企業で、認知症サポーター養成講座を実施しています。認知症の症状や接し方などを講座で学びます。
◇講座を受けてみませんか
自治会や地域の茶の間、サークル活動団体、職場、学校などどなたでも受講できます。開催を希望する団体・企業にはキャラバン・メイト(講師)を派遣します。申し込みの詳細は、市ホームページ(本紙の二次元コード)を確認してください。
◆はいかい模擬訓練
認知症の研究が進み、はいかい行動は理由も無く歩き回るのではなく、本人なりの理由が有ることが分かってきました。訓練では、はいかい行動について正しく理解し、はいかい行動をしている人を見かけた際に、どのように声掛けするかを学び、実際に体験してみます。
訓練に参加した人は「訓練で声をかける勇気が持てた。今後、はいかい者を見かけたら声をかけてみたい」と話していました。
◇訓練を受けてみませんか
今年度は10月下旬に青山小学校区で実施を予定しています。皆さまのお住まいの地域でも開催しませんか。詳しくは問い合わせ先にご連絡ください。
■家族に認知症の人がいる人へ
認知症の進行とともに、本人の行動にとまどいや不安を感じることが増えてきます。本人への対応に負担を感じたり、イライラしたりすることもあるでしょう。一人で抱え込まず、声を上げ、誰かに話すこと、身近な人に協力や理解を求めることも大切です。
一人でがんばり過ぎず、地域包括支援センターにご相談ください。
◆地域包括支援センターへ気軽にご相談ください
・小新・小針圏域(小新中・小針中学校区、関屋中学校区内の青山小学校区)【電話】025-201-1351
・坂井輪圏域(坂井輪中学校区)【電話】025-269-1611
・五十嵐圏域(五十嵐中学校区)【電話】025-378-2255
・黒埼圏域(黒埼中学校区)【電話】025-377-1522
・内野・赤塚・中野小屋圏域(内野中・赤塚中・中野小屋中学校区)【電話】025-264-3377
◆認知症カフェを利用してみませんか
人との楽しい交流は、認知症の進行を遅らせる効果があると言われています。認知症カフェは、認知症の人やその家族、地域の人がお茶やコーヒーを飲みながら気軽に交流や相談、悩みなどの情報交換ができる場所です。ぜひ、お気軽にご利用ください。
◇西区の認知症カフェ
・支えあいサロン松美台(松美台11-20)
・はあとふるカフェ☆さかい(坂井東6-23-12)
・地域の憩い ぽこ あ ぽこ(平島1-12-2)
・なごみカフェ(寺尾1-7 複合施設てらお2階)
・スター☆カフェ(小新5-7-21 アピタ新潟西店)
詳しくは市ホームページ(本紙の二次元コード)をご覧ください。
問合せ:西区 健康福祉課 高齢介護グループ
【電話】025-264-7330
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