ぬけるような青空の下、涼しい風が吹いて食欲が湧いてくる季節です。体の栄養補給のあとは、読書で心のエネルギーチャージはいかがでしょうか。
■西蒲区図書館共通 秋の読書週間事業
本×食 ~「食」をテーマに本を紹介~
期間:10月19日(土)から11月30日(土)
食べ物が出てくる本といえば、料理の本、健康の本など、図書館でも人気があるジャンルです。他にも、神話ではリンゴが登場し、ミステリーではグルメ探偵が大活躍するなど、「食」はあらゆる分野に関わりがあります。このたび、「食」をテーマに普段から多くの図書に触れている図書館職員のおすすめの本に、楽しい紹介文を添えて展示します。本との新しい出会いをぜひ堪能してください。
■本だけじゃない?食の情報
図書館にある資料は、いわゆる「本」のほか、新聞や雑誌、CDやDVDがあります。そして、新潟に関連した郷土資料として、一般に販売されていない本やパンフレットも所蔵しています。その中にはもちろん新潟の「食」がぎゅっと詰まった資料も多数あります。
・新潟の「食」こだわりがぎっしり♪
・DVD・CD館内視聴もできます
・雑誌最新号予約できます
また、「にいがた市電子図書館」では、自宅のパソコンやスマートフォンなどから電子書籍の貸出・閲覧ができます。『栄養と料理』や『ビール王国』など、さまざまな「食」に関する雑誌もあります。
※電子図書館を利用するには、貸出カードの番号とパスワードが必要です。持っていない人は、近くの図書館で手続きをしてください。
■深くて広い 食の本
読みやすいものから深ーい知識にあふれた本まで、あなたの知的好奇心をくすぐる一冊がここに!
▽『地理女子が教えるご当地グルメの地理学』
尾形 希莉子 他/著 ベレ出版 2018刊
「ご当地グルメ」と聞いて何を思い浮かべますか?この本のご当地グルメは一味違います。新潟のページを開いてみると、新潟が米どころとなった条件と、生産者が余った米のおいしい食べ方を考えた結果、生まれた「笹団子」がご当地グルメとして紹介されています。地形図や気候風土の視点から本書の全国ご当地グルメを読み解くと、より一層楽しめます。そこが「地理女子」の考え方の醍醐味なのかもしれません。
▽『もしもごはん』
今泉 マユ子/著 清流出版 2016刊
災害時、普段と同じような食事ができたら、不安な中でも少し安心できるのではないでしょうか。本書は備蓄に適した食材をポリ袋で調理するレシピが多数紹介されています。しかし、まず食材がなければ調理はできません。大事なのは、日常生活の中での少し多めの食料備蓄だそうです。どんな食材をどのくらい、どこに備蓄すると良いかなどが分かりやすく書かれています。「もしも」の時に備えて準備していきましょう。
▽『とにもかくにもごはん』
小野寺 史宜/著 講談社 2021刊
都内のとある住宅地にオープンした子ども食堂が舞台の小説です。そこには、さまざまな事情を抱えた人が訪れます。デートに向かう母親に置いていかれる小学生や、娘に絶縁され孤独に暮らす老人、夫とうまくいかない主婦。日常では交差しない彼らが胸に抱く寂しさは、ひと皿の温かいごはんを通して癒やされていきます。登場人物たちの心の奥底から溢れ出る「いただきます」「ごちそうさま」という言葉が胸に響き、読後はいつものごはんが少しだけ特別に思えてくる、じんわりとした優しさを感じられる一冊です。
▽『食は新潟にあり』増補改訂版
本間 伸夫/著 新潟日報事業社 2010刊
新潟の郷土料理といえば、「のっぺ」「煮菜」「鯨汁」「おこわ団子」「カモ鍋」「菊のおひたし」など、素材を生かした滋味豊かなものばかり。
この本では、新潟県内のさまざまな食べ物について成り立ちと、県内地域の風土とそれに関わる食べ物が解説されています。由来や作る人のこだわりを知ることで、新たな新潟の食文化を発見できます。柔らかいタッチのイラストもすてきです。
■おはなしのじかんスペシャル
毎週火曜と、毎月第1・3・5日曜に開催されている「おはなしのじかん」のスペシャル版です。絵本の読み聞かせやわらべうたなどを行います。
日時:11月3日(祝)午前11時から同30分
会場:西川図書館
対象・定員:先着10組
■西蒲区の図書館はこちら。ぜひ利用してください!
・西川図書館 曽根2046(【電話】0256-88-0001)
・岩室図書館 西中889-1(【電話】0256-82-4433)
・潟東図書館 三方10(潟東ゆう学館1階)(【電話】0256-70-5141)
・巻図書館 巻甲4262-1(【電話】0256-73-5066)
※開館時間・休館日は各図書館ホームページを確認してください
問い合わせ:西川図書館
(【電話】0256-88-0001)
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