■市の現状
むし歯がある子どもの割合は、年齢が高くなるほど増加しており、特に2歳6カ月以降に増加する傾向となっています。(図1)
■乳歯はむし歯になりやすい
子どもは大人と比べて、むし歯になりやすいといわれています。
その理由の一つとして、乳歯は歯の一番外側の組織であるエナメル質が薄いことが挙げられます。他にも、甘い飲食物を摂取する量や回数が多いこと、卒乳の時期が遅いこと、ブラッシングがされていないことなどが理由として挙げられます。
■市における子どものおやつの状況
令和5年度の食育アンケートの結果によると、おやつの時間を決めていない家庭が、4割以上を占めていました。(図2)
甘い飲食物を時間を決めずに、だらだらと食べていると、口の中が酸性になる時間が長くなります。これは、酢の中に歯を浸しているのと同じ状況となり、歯の表面のエナメル質を溶かしてしまいます。
おやつを食べる時間と量を決め、だらだらと食べないようにしましょう。
■健康な歯を守るために
おやつを食べる時間と量を決めることは、むし歯を予防するためにとても重要です。さらにフッ化物を含む歯磨き粉を使った毎日の仕上げ磨き、かかりつけの歯科や健診などでの定期的なフッ化物塗布を併せて行うことがとても効果的です。
子どものむし歯予防に取り組むことは、大人になってからの健康な歯を守ることに繋がります。家族で協力し、むし歯予防に取り組んでいきましょう。
問い合わせ:保健医療課健康支援室
【電話】53-3364
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