健康で過ごすこと、医療費の伸びを抑えることを目的として村上市第3期国民健康保険データヘルス計画を策定しました。策定に当たり、3つの課題が明らかになりました。
■3つの課題
・特定健診で血圧、血糖の数値が高くても医療機関未受診者が多い
・40歳代から高血圧、糖尿病での受診者が多い
・生活習慣病(肥満症、糖尿病、高血圧症、脂質異常症)を併せ持っている人が多く、特に、高血圧と高血糖の併発が多い
■生活習慣病が悪化すると
不適切な生活習慣が続くと、脂肪が血管の中に蓄積され、血液の通り道(血管)が徐々に狭くなります。生命を維持するために大切な脳、心臓の血管が狭まると、脳血管疾患、心疾患、腎不全などの発症につながります(生活習慣病の重症化)。この時、入院・手術など高額な医療費がかかります。(図1)
▽図1 生活習慣病の発症・重症化予防の流れ
出典:村上市第3期国民健康保険データヘルス計画掲載図表
■血管の状態を知るために
初期段階で悪化を防げると、体の負担も少なく健康に過ごすことができるだけでなく、医療費の伸びも抑えることができます。生活習慣病にならないように、また悪化しないようにするために、健診を受けて自分の血管の状態を知る必要があります。自分の体を守るため、まずは健診を受けましょう。
問合せ:保健医療課健康支援室
【電話】53-3364
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