柏崎の大学によるChance!Challenge!Change!

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■CASE No.55　新潟工科大学
機能の精度を考察して、ロボットの可能性をチェンジ!

●[KEY PERSON]新潟工科大学　知能ロボット工学研究室　准教授　池田英俊(いけだひでとし)さん
池田英俊准教授は、福祉の現場で活躍する「介護ロボット」の研究を進めています。車いすの支援ロボットには難しいとされていた「段差を乗り越える」作業を、「ロボットと車いす、お互いを助け合う」という、今までとは異なる発想で取り組みました。
お互いの力の動きを理論的に計測し、設計に反映させることで、「段差を乗り越えられる」ロボットの開発に成功し、実現させることができました。

▽人に寄り添うロボットの可能性を新しい発想でさらに広げたい
池田准教授は、震災現場や人の立ち入りが難しい場所で作業を行うロボットの開発・研究にも取り組んでいます。
「震災現場などは路面がデコボコで、ロボットにとっても、動きにくい場所です。一度転ぶと自力では起き上がれなくなり、新たな障害物としてその場に放置されているのが現状です」
そこで今度は「ロボット同士の協力」という観点から、転んで走行不能になったロボットを起き上がらせるシステムの開発にも成功しています。
「それぞれ働く現場は違いますが『社会に役立つロボット』ということに関しては共通しています。どうしたらコストを抑え、作りやすいロボットを設計できるか常に考えています。様々な課題はありますが、アイデア次第で乗り越えられるところも、ロボット工学の面白いところです」

▽コストと機能性を重視して必要なロボットを必要な現場へ
「以前学生に『本棚からファイルを取り出すロボットを作る』という課題を与えたことがあります。すると、安価な材料を使い、ジグザグな軌道で動くロボットを提出してきました。第一印象は、『なんてダサいロボットなんだ!』でした(笑)。しかし、よくよく考えると安価な材料で動きを制御できるのは、新しくて素晴らしい発見です。学生たちの柔軟な発想は、当時の私にとって大きな刺激になりました。長年ロボット研究者として過ごしてきたので、頭が少し硬くなっていたのかもしれませんね(笑)」
近年は、人の手の動きを再現するロボットハンドの研究を進めています。研究の際には自分の手をじっくり眺め、手の動きを観察したと言います。今後、より精度の高いロボットを開発するために池田准教授の研究室では、新しいアイデアと発見が次々と生まれています。

●市民のみなさんにひとこと
新潟県に来て2年が経ちました。親切な人が多く、いつも感謝いっぱいです!美味しいお米とお酒、果物を楽しんでいます。

「ロボットは単なる機械ではありません。人を助けてくれる様々な機能をこれからも研究していきます。」

■新潟産業大学からお知らせ　2025年4月～2学科6コースとなります
本学では2025年4月より、経済学部経済経営学科・文化経済学科の両学科において、下記のとおり教育体系を変更します。

▽経済経営学科
・経済分析・経済予測分野
・地域振興政策分野
・企業経営分野
・企業会計分野
↓
・経済分析・未来予測コース
・企業経営・情報戦略コース
・企業会計・金融制度コース

▽文化経済学科
・創造的文化ビジネス分野
・観光ビジネス分野
・アグリ・フードビジネス分野
・まちづくり・地方行政分野
↓
・文化産業・国際理解コース
・持続可能な地域づくりコース
新設：スポーツ・健康経営コース

両学科共に、卒業時に獲得すべき技術・能力を見据えたカリキュラム体系を備えるとともに、地域連携の強化による、現在求められている課題解決型教育の展開を目指していきます。

■新潟工科大学からお知らせ　第27回工科大祭のご案内
6月1日(土)に第27回工科大祭を開催します。今年度は「あつもり」をテーマに、多くのお客様や学生が「集まって盛り上がる」ことを目的に準備しています。
体験イベントを昨年よりも多く設置するほか、教育系YouTuberのライブも行われます。これまでよりもパワーアップをした工科大祭をお楽しみください。地域の皆様のご来場をお待ちしています。

開催日時：6月1日(土)午前10時～午後4時
内容：サークルや長野・山形県人会による模擬店、キッチンカー出店、人気YouTuberによるトークライブ、企業とのコラボイベント、各種実験体験、オープンラボ、お化け屋敷、キャンプイベントなど

問い合わせ先：学務課
【電話】0257-22-8102
最新情報は工科大祭公式Instagramでご確認ください。

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※この紙面はスタッフゼプトが制作しています。