障がい福祉とは、障がいのある方の生活を支える支援のことです。障がいは、身体障がい、知的障がい、精神障がい、難病などがあり、障がいが重複する方もいれば、外見から分からなくても援助や配慮を必要とする方もいて、支援方法はそれぞれ違います。
障がい福祉の仕事は、さまざまな個性や思いに向き合い、自分も成長できる魅力ある仕事。「どんな仕事なの?」「どんな人が働いているの?」そんな疑問にお応えすべく、今回は若きエースのお二人にインタビューしました。
(福)ロングラン
髙橋春生さん
「新潟医療福祉大学社会福祉学科を卒業し、令和5(2023)年度に(福)ロングランに就職。居宅のヘルパーや障がい児の支援など多方面にわたって利用者を支えています。」
(福)柏崎刈羽ミニコロニー
五十嵐萌さん
「新潟青陵大学臨床心理学科を卒業し、令和4(2022)年度に(福)柏崎刈羽ミニコロニーに就職。さざなみ学園で、児童指導員として主に入所する児童の支援を行っています。」
■髙橋さんのある1日のお仕事
髙橋さんの仕事は、日によって内容が大きく異なるため、スマホでスケジュールを管理しているそうです。
9:00出勤
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9:30…(1)
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10:15…(2)
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10:30…(!)放課後等デイサービスで使う季節の工作の下準備
事務作業
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12:00
休憩
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13:00…(!)支援記録作成
事務作業
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14:30…(!)特別支援学校や地域の小学校に児童のお迎え
送迎
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15:00…(3)
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17:30
申し送り
利用児童の帰宅
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18:00
退勤
(1)通院の支援…病院の受診などで外出するときの移動や窓口での支援を行います。この日は社用車で利用者宅にお迎え。利用者を車に乗せて病院受診のお手伝いをしました。
(2)移動支援…1人で出かけることが難しい方の外出を支援します。この日は外食のお手伝いをしました。
(3)放課後等デイサービス…学校や家庭とは違う時間や空間、体験などを通してさまざまな発達支援を行います。手洗い・おやつの支援をしたら、自由遊び。一緒に鬼ごっこなどで楽しみました。
■教えて!障がい福祉のお仕事
Q:福祉の仕事を目指したきっかけは?
A:弟に障がいがあり、子どもの頃から障がいは身近なものでした。そのときに出会った職員さんが楽しそうに仕事をしていたのが印象的で、自分も人と関わる仕事がしたいと考えました。
Q:仕事は大変じゃないの?職場の雰囲気は?
A:今は自分が1番年下ですが、仕事は先輩から優しく教えてもらっています。ストレスなく働ける、とても良い職場です。児童の成長を近くでサポートし、見守ることができるので、喜びややりがいを感じます。
Q:福祉の仕事に就いて感じることは?
A:学んだだけでは解決できないことがほとんどで、試行錯誤の毎日です。利用者が安心して過ごせるよう、経験を積み、自分の中にいろいろな引き出しを増やしていきたいと奮闘中です。
Q:これから仕事を考える人へのメッセージ
A:障がいを「分からない」「自分には関係ない」と思っている人も多いかもしれません。でも少しでも興味があれば、まずは事業所に来てみてください。聞いた話やイメージだけで判断せず、自分の目で見て触れて、福祉の仕事を知ってもらいたいです。とても魅力的な仕事だと思います。
障がいがあり、援助や配慮を必要とする方は多くいます。障がいのある方の生活を支える「障がい福祉の仕事」は、多様な個性と向き合うことで自分も成長できる仕事です。あなたも障がい福祉の仕事をする仲間になりませんか?
▽障がい福祉の仕事に就く人を応援! 柏崎市福祉職員就職支援事業補助金
社会福祉士、介護福祉士などの資格をお持ちの方が、市内の障がい福祉施設に新たに就職した場合、5~30万円の補助金を交付します。
問合せ:福祉課
【電話】21-2299【FAX】21-1315
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