健康な体は運動と食事から!今月は食事について紹介します。
教えてくれるのは新潟薬科大学応用生命科学部の教授の松本均先生です。
◎松本教授
食事は健康づくりの第一歩です。今回は不足しがちなカルシウムについて紹介します
[カルシウム]
日本人は骨や歯などの硬組織を作るために必要なカルシウム摂取量が不足していると言われています。成人で一日あたり650-800mg必要とされているカルシウムですが、この24年間540mgくらいしか摂取できていません。
カルシウム不足は高齢者や閉経後女性の骨粗しょう症の要因となります。骨粗しょう症を発症すると、骨折しやすくなり、そのまま寝たきりになってしまう高齢者もいらっしゃいます。心配な方は、病院で骨密度を測定してもらうと良いでしょう。田上町で実施している健康診断でも測定できます。
血中のカルシウム濃度が低下すると、筋肉の痙攣(けいれん)や足がつるなどの症状がでることもあります。
牛乳・ヨーグルトは、100mLあたり、100mgのカルシウムが摂取できる食品です。しかも、牛乳にはビタミンD、オリゴ糖、ホスホペプチドなどカルシウム吸収促進の効果がある成分が含まれており、おすすめです。毎日100~200mLの乳製品を摂取すると、カルシウム不足が補えます。
講師:新潟薬科大学 応用生命科学部 松本教授
問合せ:役場保健福祉課
【電話】57-6112
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