■からだの健康はお口の健康から
◇歯を失う原因第1位は歯周病
歯周病は症状なく進行していることがあり、手遅れになると歯を失ってしまう病気です。早く気付いて対処することで進行を遅らせたり、健康な状態に戻すことが可能です。歯と口の健康を維持するためには、セルフケアや歯科健診など日頃からのちょっとした気づきと心がけが重要なのです。
◎痛みがないから大丈夫?
実は30歳以上の約80%の方が歯周病にかかっていると言われています。
「第2回永久歯の抜歯原因調査」報告書(公益財団法人8020推進財団,2018)より
◇歯周病は歯だけでなく全身へ影響します
・血糖値を下げるインスリンの働きを悪くする
・動脈硬化が促進され、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞の原因になる
・低出生体重児や早産の原因になる
・歯周病菌が誤って気道に入ってしまうことで肺炎になる可能性がある
血圧や血糖、コレステロール値が高い方は、歯のケアをすることで高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の悪化を予防することにもつながります。
◇自宅でのセルフケアをしっかりと行いましょう
・歯周病の原因は歯や歯ぐきに残る汚れです。
歯ブラシでは届かない歯と歯の間には、歯間ブラシやデンタルフロスを使ってケアしましょう。
◇定期的なプロ(歯科医)の健診で、歯を失う原因のむし歯と歯周病を予防しましょう
〔歯科医でできること〕
・セルフケアでは取り切れない歯垢の除去
・歯や口の異常や病気の早期発見
・正しい歯みがき方法の指導
・歯と口の健康を守るための生活習慣のアドバイス
〔成人歯科健診をご利用ください〕
村では歯科健診を無料で受けられる健診を実施しています。
対象は今年度20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70歳になる村民の方です。対象となる方には5月に受診票をお送りしています。再発行を希望の方は下記までお問い合わせください。
問い合わせ:役場健康福祉課健康推進班
【電話】64-1472
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