「適切な睡眠」は、健康増進・維持には欠かせません。睡眠不足は、日中の眠気や疲労、心身の不調につながります。睡眠不足(睡眠時間6時間未満や不眠)が慢性化すると、うつ病2.27倍、認知症1.68倍、2型糖尿病1.37倍、死亡1.12倍など発症リスクが増加することが明らかになっています。
国の調査によると、睡眠が十分とれていない人の割合は2割程度あり、年々増えています。さらに、日本人の睡眠時間は短く、6時間未満の人は約4割を占めます。
心身の健康を維持するため、自身の睡眠の状況を振り返り、「適切な睡眠」を確保しましょう。
■「適切な睡眠」には、(量)と(質)が大切
(量):適切な睡眠時間の確保
(質):よく寝た、疲れがとれたという感覚(睡眠休養感)
(量)世代別「適切な睡眠」時間のススメ
(質)「適切な睡眠」習慣のポイント
(1)平日に良い睡眠をとることで、寝だめや昼寝にできるだけ頼らない習慣づくりを
寝だめは、平日の睡眠時間+1時間程度にしましょう。
平日・休日ともに規則正しい生活で、日中の活動と夜間の睡眠のメリハリをつけましょう。
(2)適切な運動習慣を身につける
習慣的に運動している人の70%以上は睡眠の質がよいことがわかっています。
ただし、寝る前2~4時間の運動はかえって目を覚ますので避けましょう。
(3)就寝前の食事、飲酒、喫煙、カフェイン、スマホは控える
睡眠直前の2時間以内に食事を摂ると、睡眠の質を低下させる可能性があります。
また、夜食や間食の過剰摂取は、糖尿病や肥満をもたらすので控えましょう。
(4)光、温度、音に配慮した快適な睡眠環境を
日中はできるだけ日光を浴びましょう。
騒音によって深い睡眠が減少することがわかっているため、できるだけ静かな環境で寝ましょう。
参考・引用文献
・健康づくりのための睡眠ガイド2023 2023年2月 健康づくりのための睡眠指針の改訂に関する検討会
・良い目覚めは良い眠りから 知っているようで知らない睡眠のこと 2023年3月版 厚生労働省
◎年齢問わず、昼間なるべく体を動かす時間をつくることが、睡眠改善、健康づくりのためには重要です
■9月は自殺対策推進月間
令和6年3月に第2期関川村自殺防止計画を策定しました。
誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して、自分やまわりの人の心とからだの変化に目を向けよう!
問い合わせ先:役場健康福祉課健康推進班
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