東京都では、望む人が安心して子供を産み育てることができるよう、出会い・結婚から妊娠・出産、子供の健やかな成長に至るまで、ライフステージに応じた切れ目のない支援に取り組んでいます。今号では、東京で子育てされているタレントの横澤夏子さんにお話を伺いながら、東京都が行っているさまざまなサポートなどを紹介していきます。
■~「叶えたい」を支えたい~
子供や子育て家庭を取り巻く環境は日々変化しています。都が今年度行った調査で夫婦が理想の子供の数を持たない理由を聞いたところ、経済的理由、年齢など身体的理由、育児と仕事の両立などさまざまな悩みを抱えていることがわかりました。都は多様な悩みや不安に寄り添いながら、子供が生まれる前から成長するまで全力でサポートすることで、一人ひとりの自己実現を叶える東京を創り上げていきます。
●子育てに関する悩み
▽子供は欲しいけど子育てにかかる費用が心配
・子育てにかかる経済的負担を軽減!
018(ゼロイチハチ)サポート…子供一人当たり月額5千円支給
0~2歳児(第二子以降)の保育料無償化
▽もうすぐ子供が生まれるけど育児と仕事の両立ができるかな
・育休?いいえ、育業 みんなで育てるしごと
愛称「育業」男性育業率も上昇!
2015年 4.5%
2023年 38.9%
参考:令和5年度東京都男女雇用平等参画状況調査
▽今は妊娠は考えられない将来に備えて卵子凍結に興味があるけどお金がかかるのかな?
・子供を授かりたいに応える
卵子凍結支援
卵子凍結を正しく理解するための説明会に約1万人が申し込み
「卵子凍結の手引」
■東京都ではライフステージを通じた切れ目のないサポートを行っています
[結婚]
・結婚支援マッチング事業
AIマッチングシステムや交流イベントなど、結婚を望む人に出会いの場を提供
・TOKYOふたりSTORY
婚活を始めようとする方に向けた、結婚や出会いに関する情報提供を行っているポータルサイト
・東京ライフデザインシミュレーター
仕事、結婚、子育てなどのライフイベントを、AIがストーリー仕立てで生成。未来の自分を楽しく体験できるプログラム
・結婚予定者のための都営住宅・公社住宅の提供
交通利便性の高い住宅を、結婚予定者に優先的に提供
・働くパパママ育業応援事業
育児中の従業員の就業継続や、男性従業員の育業を応援する企業に対して奨励金を支給
・東京こどもすくすく住宅の供給促進
子育てしやすい環境づくりの取り組みを行っている優良な住宅の供給を促進
・男性育業推進リーダー事業
都内企業の男性従業員の育業取得率向上を目指し、男性育業を社内外に推進した企業を認定
[妊娠・出産]
・プレコンセプションケアの推進
性や妊娠に関する正しい知識を身に付け、健康管理を行うよう促す
・卵子凍結支援
実施した年度に上限20万円。次年度以降、調査への協力時、年2万円(2028年度まで)
・不妊治療費助成
保険診療と併用して自費で行う「先進医療」に係る費用の10分の7を助成(上限15万円)
・凍結卵子を使用した生殖補助医療への助成
加齢等の影響を考慮して作成した凍結卵子を使用した、生殖補助医療に係る費用を助成
・東京都出産・子育て応援事業~赤ちゃんファースト~
育児用品や子育て支援サービスの提供
・こどもDXの推進
組織等の垣根を越えた快適な子育てサービスの実現に向け、デジタルを活用した4つのプロジェクトを推進(「保活ワンストップ」の実現等)
[乳幼児期]
・ベビーシッター利用支援
ベビーシッター事業者を利用する場合の利用料の一部を補助する区市町村を支援
・とうきょう すくわくプログラム
※詳しくは8面へ
・018サポート
都内在住の0~18歳の子供たちに、一人当たり月額5千円支給(所得制限なし)
・医療費助成事業(乳児~高校生等)
医療費の一部を支援する区市町村を支援
[学齢期以降]
・公立学校給食費の負担軽減
・私立中学校等授業料軽減助成金※
・私立高等学校等授業料軽減助成金※
・都立高等学校等の授業料実質無償化※
※所得制限を撤廃
[18歳以降]
・東京都立大学等の授業料実質無償化※
※所得制限を撤廃
参考:東京都子供政策連携室「東京都の少子化対策 2024」
●取り組みの詳細はこちら
・東京都
・区市町村
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