カラスは、3月~6月ごろに繁殖期を迎えます。卵やヒナを守ろうとして警戒心が強まるため、人を攻撃することがあります。カラスの習性を知り、寄せ付けない対策を取りましょう。
■巣の近くを通らない
鳴きながら飛び回る、木の枝をつついて大きな音を出すなどの行動は、巣を守るための威嚇(いかく)です。背後から飛んできて、人の後頭部を蹴るなどの攻撃をすることも。
そのようなカラスがいる場所には巣があります。なるべく通らないようにしましょう。
☆やむを得ない場合は、帽子や傘などで防御を
■巣作りの材料を与えない
都会のカラスの巣は、主に針金ハンガーで作られます。ハンガーは物干しざおなどに固定し、洗濯物と一緒に取り込みましょう。また、葉や枝が多い樹木は定期的に枝切りをしましょう。
■餌になるものを与えない
容器に付着したままのマヨネーズなど、油分の多いものはカラスの大好物。カラスは嗅覚(きゅうかく)が弱い半面、視力が非常に優れています。残飯は、目に付かないよう新聞紙などで包んでからごみ袋に入れ、容器類は、資源回収に出す前に必ず洗いましょう。また、ごみ集積所では、防鳥用ネットを確実にごみ袋に掛けてください。
☆防鳥用ネットの貸し出しについて詳しくは、清掃事務所へ問い合わせを
【電話】3387-5353【FAX】3387-5389
■落ちたヒナには近付かない
5月~6月は、ヒナの巣立ちの時期です。翼の力が弱いと地面に落ちてしまうことも。人が近付くと、親ガラスが攻撃してきます。
ヒナが落ちていても近付かず、衛生環境係に連絡を。専門業者に捕獲を依頼するなど対応します。
問合せ:衛生環境係(中野区保健所)
【電話】3382-6662【FAX】3382-6667
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