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自治体の皆さまへ

認知症とともに、自分らしく暮らし続けるために 認知症コラムNo.16

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東京都八丈町

認知症は誰にでも発症する可能性のある病気です。認知症について正しく理解し、地域ぐるみであたたかく見守り、認知症の方やその家族を支えましょう。

■MCI(軽度認知障害)を知っていますか?
「MCI」という言葉を最近よく聞くようになりましたが、みなさんはMCIのことどのくらい知っていますか?
なんとなく「認知症の始まりかな?」「もう認知症なんでしょう」とイメージしている方がいるかもしれません。

▼MCIとは軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment)のことです
MCIは、認知症そのものではありません。しかし健常な状態でもありません。
認知症になる手前の段階で、認知機能が低下しつつあるものの、日常生活には大きな支障がない状態を指します。

▼チェック「あれ?ちょっといつもと違う」「なんだか前と様子がちがうな」と感じることありませんか?
身の回りのことは一応自分でできるし、日常生活に支障はない、だけど…
・もの忘れや同じ話しの繰返しが目立つ
・それまでの人となりと少し違う
・なんだか変わったな
こんな違和感があったら、地域包括支援センターやかかりつけ医に相談してみましょう。

▼ポイント
▽生活習慣病と認知症は、深い関わりがあります
生活習慣病予防のための運動や食事改善が、認知症予防になります。
濃い味付け、塩分・油のこってりした食事、スイーツ、お酒にたばこ、夜更かしからの睡眠不足などで乱れた生活習慣を少し見直すことから心がけてみましょう。
MCIは、自分自身の心がけで、今の状態を維持し、また改善を図ることができるのが大きな特徴です。

▽未来を見据えて、大事なことは話し合っておきましょう
MCIや認知症は時間をかけてゆっくりと進行していく病気です。これまでの生活史を振返って、自分の思いやこれからの生き方を考え、記録しておきましょう。
認知症かどうかではなく、先々の生活を考えると誰にでも必要な人生の備えです。

高齢福祉係窓口(8番)で、ACP(アドバンスド・ケア・プランニング)「私の思い手帳」を配布しています。
この機会に家族や身近な人とこれからの生活や将来のことについて話し合ってみましょう。

問い合わせ:福祉健康課高齢福祉係
【電話】9-5670

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