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自治体の皆さまへ

認知症とともに、自分らしく暮らし続けるために 認知症コラムNo.13

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東京都八丈町

認知症は誰にでも発症する可能性のある病気です。認知症について正しく理解し、地域ぐるみであたたかく見守り、認知症の方やその家族を支えましょう。

■いつから、何歳から始める認知症予防
歳をとると誰もが認知症になる可能性がありますが、できることなら認知症にならずにいたいものですよね。では、「認知症の予防はいつから始めればいいの?」「どんなことをすればいいの?」と気になることを少しご紹介します。
「脳の老化は40代後半から始まる」と聞いたことがありますか?うっかりミスが多くなったり、もの忘れを自覚することはありませんか?
認知症のなかでももっとも多いアルツハイマー型認知症の場合、症状が出る20年以上前から脳内に「アミロイドβ」が蓄積し始めるとされています。ですから、70歳で発症した場合は、50歳前から徐々に原因物質が溜まり始めていることになります。認知症は持病や生活習慣によっても発症リスクが高まるので40代後半で認知症予防をはじめても決して早すぎることはありません。

■年代別でみる「認知症予防の心がけ」
▽30代
若いうちから確立したい3つの生活習慣
・適度な運動
・バランスの良い食事
・十分な睡眠

▽40~50代
中年期からは本格的な生活習慣病予防
・適度に運動する(身体活動)
・バランスの良い食事を心がける
・喫煙は避ける(禁煙)
・飲酒を適量にする
・糖尿病を予防・管理する
・高血圧を予防・管理する
・体重を管理する
・脂質をコントロールする

▽65歳以上
運動や食事など意識する+認知機能を保つための活動
・うつ病への対応(こころの健康)
・難聴の予防と対策を行う
・積極的に社会活動に参加する
・知的活動、趣味を始める(脳を使う活動)

認知症予防とは、認知症にならないことをさすわけではなく、「認知症になるのを遅らせること」「認知症になっても進行を緩やかにすること」を意味します。日々の生活のなかで少し意識して、できることから取り入れていきましょう。
高齢福祉係では、電話や訪問による「もの忘れ・認知症相談」を行っています。もの忘れや認知症のこと以外でも、介護のことで聞いて欲しいなどお気軽にご相談ください。

問い合わせ:福祉健康課高齢福祉係
【電話】9-5670

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