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自治体の皆さまへ

平和使節団の体験報告(2)

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東京都千代田区 ホームページ利用規約等

■長崎班
派遣期間:8月23日~24日
※長崎班は台風6号の接近に伴って派遣日程を変更し、当初の6名から参加可能な3名を派遣
訪問先・活動内容:
・浦上天主堂
・山里小学校
・未来を生きる子らの像
・平和を祈る子の像
・原爆落下中心地碑
・長崎原爆資料館(被爆体験講話)
・長崎平和公園
・永井隆記念館 他

◆ピックアップスポット
◇山里小学校―爆心地から600m、平和の尊さを後世へ―
昭和20(1945)年8月9日、長崎に原子爆弾が投下されました。山里国民学校(現在の山里小学校)は、爆心地から北へ約600mという近距離にあったため、原爆により鉄筋コンクリート3階建て校舎1、2階を残して全焼しました。当日の在校者32人のうち、校長以下職員、用務員の28人が死亡し、生存者は4名でした。校区が爆心地帯であるだけに児童被害が大きく、在籍総数1,581人のうち約1,300人の尊い命が奪われました。当時夏休み中だったため、児童の多くは自宅で死亡したと推定されています。
現在、校内には原爆資料館のほか被爆遺構となっている防空壕跡が保存されており、「あの子らの丘」と呼ばれる広場は、恒久平和を願うピースゾーンとなっています。戦後、浦上地区に点在する被爆遺構を含めて平和学習を推進し、平和の尊さを後世に伝えるバトンを渡し続けています。

◇長崎原爆資料館―核のない世界を改めて考える―
原爆投下で時が止まったままの「11:02の時計」―。館内には、様々な被爆資料や長崎型原爆とも呼ばれる「ファットマン」などの模型が展示され、原爆の悲惨さ、凄惨さを伝えています。
長崎原爆資料館は、「1945年8月9日」「原爆による被害の実相」「核兵器のない世界を目指して」などのテーマに沿って、資料、写真、解説パネルなどが展示されており、一部の資料は手で触ることができるようになっています。なかでも、「被爆した長崎の街」のコーナーでは、長崎市内外の地形模型を使い、原爆被害の面的な広がりを視覚的に捉えることができます。原爆投下前の長崎の街や風景、市民生活の展示から始まり、原爆による被害の展示を通じて、核兵器のない世界を改めて考えることができます。

▽永井さん
訪れた小学校の裏、町中の公園。未だに原爆の跡が残っていることが印象的でした。全てが終わったわけでない、私たちが想いをつないでいくことが大切だと思います。

▽ペラキオさん
本当は思い出したくない悲惨な体験を、何度も繰り返しお話ししてくださった被爆者の方の想いを、私も言葉の力を信じ、1人でも多くの人に伝えます。

▽明田さん
原爆資料館での被爆体験講話が強く心に残っています。被爆者の方のお話を聞ける最後の世代である私たちが平和について考え、伝えていきたいと思いました。

■平和使節団員からのメッセージは本紙をご覧ください。

参加した平和使節団団員には、今後、区の平和事業に参加してたくさんの方に向けて平和について発信していただきます。
また現在、現地での活動や学んだことをまとめた報告書を作成しています。
報告書は12月ごろから問合せ先で無償配布します(数に限りあり)。

問合せ:国際平和・男女平等人権課国際平和担当
【電話】03-5211-4165

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