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【特集】ちよだのしぜん みいつけた(2)

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■森林を守る 区の環境保全活動
区内には、自然豊かなスポットが数多くあり、建て替えや大規模開発の際には生物多様性に配慮した緑地づくりを進めています。
また、こうした活動とともに、平成24年度から地方都市と連携して森林整備事業を行っています。

◇11.66プロジェクト

連携協定自治体とともに区の面積「11.66平方キロメートル」に相応する森林整備を進めています。平成24年度の森林整備事業開始から令和4年度末までに15.4%の整備を進めました。

◆森林を守る森林の循環とは
森林には雨水を蓄えてきれいな水を生み出したり、光合成で二酸化炭素を吸収して酸素を作ったり、時には私たちの心や体をリラックスさせたりする効果もあります。一方で、手入れをされずに放置され、荒れてしまう森林も少なくありません。荒れた森林には太陽の光が地面に届かず、栄養が行き届かなくなってしまいます。こうした森林は、生きものが住みにくく、木々がしっかりと根を張ることができなくなるなどで大雨の際には洪水や土砂崩れを引き起こしやすくなります。
森林が荒れてしまう背景のひとつに、国産の木材が使われにくくなってしまったことが挙げられます。以前に比べ国産の木材も使われつつありますが、今でも海外からの木材輸入に頼っています。そして、需要の減った林業の担い手は昔よりずっと少なくなってしまいました。担い手が少なくなると、森林は手入れされなくなり荒れてしまうという悪い循環ができてしまいます。
森林を適切に管理するには、植えるだけではなく、成長した木を伐(き)る、加工する、使う、そしてまた植える・育てるという「森林の循環」を作ることが大切です。

◆連携都市で森林を体験する
※令和6年度は応募締切済

◇高山市森林体験ツアー
区内在住・在学の小・中学生を主な対象として、連携自治体の岐阜県高山市で環境学習を行います。
ちよだ・たかやまの森(区との協定により整備した森林)での自然保全の見学や体験、五色ヶ原の森での自然散策による生物多様性学習などができます。
ちよだ・たかやまの森では、間伐(※)の大切さを学び、豊富な森林資源の中で森林循環の重要性を知ることができます。
(※)森林の成長に応じて樹木の一部を伐採し、過密となった林内密度を調整する作業

◇「ちよだ・つま恋の森づくり」植樹ツアー
区内在住・在勤・在学の親子が姉妹提携を結んでいる群馬県嬬恋村を訪問し、自然観察や植樹体験を行っています。
自然観察では、ガイドの方から植物や生きものについての説明があり、ふだん触れられない自然を楽しみながら学ぶことができます。
植樹体験では、地元の吾妻森林組合による伐木実演とミズナラの苗木の植樹を体験します。植樹した苗木は、時間をかけて15~30mほどに成長していきます。

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