■-4月2日は「世界自閉症啓発デー」・4月2日〜8日は「発達障害啓発週間」です-
発達障害は、主に言葉やコミュニケーション、行動に特性が現れ、人とのやりとりや集団行動の場面で本人・周囲に困難なことが起こりやすい障害です。見た目には障害が分かりにくく、周囲から誤解を受けやすいため、本人も戸惑いや生活のしづらさを感じている場合が少なくありません。
原因は未だ明らかにされていませんが、親のしつけや家庭環境によって引き起こされるものではなく、先天性の脳機能障害と考えられています。
発達障害の人たちが個々の能力を伸ばし、社会の中で自立していくためには、子供のうちからの「気づき」と「適切なサポート」、そして発達障害に対する一人一人の理解が必要です。
■発達障害の種類(代表的なもの)
ASD(自閉スペクトラム症)
ADHD(注意欠如・多動症)
LD・SLD(学習障害・限局性学習症)
■発達障害の特徴
気になることがある方はご相談ください。
同じ発達障害でも個性や発達の状況、年齢、環境などにより、行動の特徴が異なります。
◆例えば、幼児期には
・言葉を覚えておしゃべりはするが、会話は苦手
・車や電車などの大好きなおもちゃではよく遊ぶが、他の物には興味を持ちにくい
・元気よく動き回るが、順番が守れず、落ち着いていられない
・ひとり遊びが多く、集団行動が苦手
◇医師・専門家への相談は
台東保健所保健サービス課【電話】3847-9497
浅草保健相談センター【電話】3844-8172
◇療育については
松が谷福祉会館(こども療育)【電話】3842-2673
◆例えば、学童期には
・学校の授業に集中できず、騒いでしまう
・何回注意されても、同じ間違いを繰り返す
・その場の雰囲気が理解できず、不相応な言動をする
・やりたいことを制止されたとき、度々かんしゃくを起こす
◇教育上のさまざまな悩みには
教育支援館(教育相談)【電話】5246-5855
◇就園・就学の相談は
学務課特別支援学級担当【電話】5246-5838
◆例えば、成人期には
・面接が苦手で就職活動がうまくいかない
・指示が曖昧な仕事の対応ができない
・複数の業務を並行して取り組むことができない
・頼まれていた仕事や約束を忘れる
◇成人期の発達障害については
台東保健所保健予防課【電話】3847-9405
保育園・幼稚園・こども園・児童館でも、育児・子供の成長・発達の相談を受け付けています。小中学校の特別支援コーディネーターやスクールカウンセラーにもご相談ください。必要に応じて専門機関と連携して対応します。
■育児の不安や悩みなど 子育て全般の相談は
・日本堤子ども家庭支援センター【電話】5824-2571
・台東子ども家庭支援センター【電話】3834-4497
・寿子ども家庭支援センター【電話】3841-4631
■どんな障害福祉サービスがあるか知りたい方は
障害福祉課【電話】5246-1202
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