■健康まちづくりに関する市民調査を行いました
《幸福度》
現在、あなたはどの程度幸せですか?「とても幸せ」を10点、「とても不幸」を0点とすると、何点くらいになると思いますか?
市民調査により、幸福度や満足度に次のようなことが関連しているとわかりました
○主観的健康感(自分が健康であると思うこと)
○自宅の居心地の良さ
○自然と調和した街並み、移動のしやすさ
○文化、芸術、教育環境など、文教都市としての歴史への愛着
○集い、飲食できる場所への行きやすさ
《満足度》
現在、あなたの暮らしている地域の暮らしにどの程度満足していますか?「とても満足」を10点、「とても不満足」を0点とすると、何点くらいになると思いますか?
国立市健康まちづくりに関する市民調査の概要
調査対象:市内在住の18歳以上
調査人数:無作為抽出による2,000名に調査票を郵送
回答方法:郵送またはインターネット上の専用フォームによる回答
実施期間:令和5年7月1日〜18日
回答数:716名(回収率35.6%)
※本調査は、同様の質問で全国的に実施されています。調査結果の詳細は、市HPで公開しています。
■市民の皆さまが考える、住んでいるだけで健康で過ごせるまちとは?
~市民調査、ワークショップの意見から~
□ほどよく緑に囲まれ、公園があり、小さな子どもから年配の方までゆったり歩ける歩道があれば、安心して過ごせるのでは。
□あいさつしあえるなど気軽に知らない方ともコミュニケーションが毎日とれるまち。
□上手におせっかいする方も大切なのかもしれない。
□みんなで子どもたちと関わることができ、大人も喜べる、こんな場所がいくつもあったらいい。
□心の悩み、体の悩みなどを気軽に話せる、解決できるような場所があるといいなと思う。
□利用しやすい図書施設が身近にあり気軽に通える、四季折々の自然に親しみ、気持ちよく散歩できる環境がある。
あなたもつぶやいてみませんか?
無記名アンケートLoGo(ロゴ)フォーム(2月5日(月)まで)。
(二次元コードは本紙を参照ください。)
■コラム「ウェルビーイング」についてもっと知りたい!
世界保健機関(WHO)憲章(1946年採択、1948年発効)前文では「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます(日本WHO協会仮訳)」と定義されており、この満たされた状態が「ウェルビーイング」と表現されました。
今では、多面的・持続的に良好(幸せ・満足)な状態を表す言葉として、国内外で注目が集まり、広く使われるようになりました。
▽「ウェルビーイング」は最近の流行り言葉だと思っていたけど、だいぶ前から使われている言葉なんだね。
▽大事なことは、「持続的な状態である」ということかな。瞬間的な「感情」とは区別されるようね。
▽それから、何か1つの面が良いだけではなく、体や心、社会的な面などさまざまな面で良い状態にあることも大事なのね。
▽そうだね、ウェルビーイングは多面的な要素から成り立っていることも大切なポイントだね。自分に関わるさまざまなことに、幸せや満足を実感できることなんだ。ウェルビーイングについて考えることはまさに、一人ひとりの生き方そのものを考えることのように思うよ。
ウェルビーイングについては哲学、心理学、経済学を始めとするさまざまな分野において研究が進んでいます。ウェルビーイングの統一的な指標は定まっていませんが、日本においては内閣府、デジタル庁などが日本独自のウェルビーイング指標を検討しています。市では、健康まちづくりの指標とするため、全国で行われている調査項目を参考に、生活環境、地域とのつながり、自分らしい生き方について計51問の調査を行い、幸福度、地域での満足度とどのように関連しているかを分析しました。
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