◆様々な病気への理解を深め、差別や偏見をなくしましょう
新型コロナウイルス感染症が流行し始めた頃は、新型コロナウイルス感染症に関する正しい知識がないために、感染者や医療従事者、その家族等への誹ひ謗ぼう中傷が問題となりました。さらに、感染症に関する誤った情報によって、不安があおられる事態が発生し、私たちの暮らしに大きな影響を及ぼしました。
病気に関する不確かな情報や誤解から生まれた差別の1つに、ハンセン病があります。ハンセン病は、らい菌による感染症ですが、感染力は弱く、現在の医療では治癒できる病気です。しかし、かつては治らない病として考えられ、法律によって患者は療養所に強制的に隔離され、本人とその家族は差別と偏見に苦しみました。今では法律等により患者等の名誉は回復されていますが、差別が完全になくなったとは言えません。
様々な病気に対する差別や偏見をなくすためには、周囲の人が正しい知識を持ち、理解を深めることで、患者やその家族の人権に配慮することが大切です。
問い合わせ:人権同和・男女共同参画課人権同和担当
【電話】03-5608-6322
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