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自治体の皆さまへ

「雨」を活(い)かして 未来へつなごう

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東京都墨田区

海抜0メートル地帯に位置する墨田区。実は雨水活用の先進都市であることをご存じですか?区では、まだ雨水活用が一般的ではなかった昭和50年代から「雨水の貯水と活用」を進めており、平成6年には、日本初の雨水活用をテーマにした国際会議が墨田区で開催されました。さらに今年は、30年の時を経て8月3日・4日に「第14回雨水ネットワーク全国大会2024inすみだ」が開催されます。こちらでは雨水活用の必要性や、区内の雨水活用の取組事例等をご紹介します。

◆そもそも雨水活用ってなに?
建物の屋根に降った雨水を貯留槽(タンク)に貯(た)めて、植木への散水やトイレの洗浄水等に活用することです。タンク等に雨水を貯めれば、ゲリラ豪雨発生時に雨水が下水道に大量流入するのを抑えられ、洪水被害を軽減できます。さらに、火災の初期消火や災害時の生活用水にも活用できます。区内に点在する「路地尊」も、雨水タンクの一種で、誰でも活用できます。

◇平常時の雨水活用例
・トイレの洗浄水に
・植木の散水に
・打ち水に
・洗車や清掃に

◆どうしてすみだは雨水活用が盛んなの?
昭和56年頃、錦糸町・両国駅周辺では「都市型水害」に度々悩まされていました。国技館が昭和57年に両国へ移転する際、水害防止と水資源の有効活用のため雨水活用の導入を日本相撲協会に申し入れ、雨水タンクが導入されました。これが区の雨水活用の始まりです。これを機に、区は全国に先駆けて雨水活用に取り組み、新設する区施設には雨水タンクを導入し、民間施設への助成制度等も創設しました。

◆雨水を活用してみませんか?
◇雨水タンクの設置助成
申込方法等の詳細は、区HPをご覧ください。
対象:区内に雨水タンクを設置する方
助成額:工事費等の経費を含む雨水タンクの価格の2分の1(消費税等を除く)
*限度額は5万円

◇打ち水グッズの無料貸出し
区では、雨水や再活用水での打ち水を推進するため、打ち水に使うひしゃくやバケツを貸し出しています。打ち水の活動報告をした方には手拭いを進呈します。詳細は区HPをご覧ください。

◆あまみずフェスティバル(4日まで)、第14回雨水ネットワーク全国大会2024inすみだ(3日・4日)
雨になりきって水の循環を学ぶ「雨つぶぐるぐるすごろく」、「シャワーズ」と一緒に行う打ち水体験やグリーティング(2日のみ)、専門家によるパネルディスカッションなど、雨水活用を楽しく学べるイベントが目白押し!詳細は雨水ネットワークHPをご覧ください。
日時:8月4日(日曜日)までの午前10時から午後5時まで
*最終日は午後4時まで
場所:すみだリバーサイドホール(区役所に併設)、区役所前うるおい広場等

「水の日」応援大使「シャワーズ」
雨水の力。雨を活かして、未来へつなごう。
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SDGs(エスディージーズ)は、私たちがこの地球で暮らし続けていくために、2030年(令和12年)までに達成をめざす世界共通の17の目標です。こちらに掲載する事業がめざす目標をアイコンでお知らせします。

6 安全な水とトイレを世界中に
13 気候変動に具体的な対策を

問い合わせ:環境政策課環境政策担当
【電話】03-5608-6209

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