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自治体の皆さまへ

シリーズ認知症 豆知識(2)

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東京都多摩市

認知症は65歳以上の5人に1人がかかる可能性のある脳の病気です。市は、認知症があってもなくても地域で安心して暮らしていけるよう、さまざまな支援をしています。このシリーズでは、認知症を他人ごとではなく自分ごととして考えていくための豆知識をご紹介します。
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■認知症の症状と関わり方
◇中核症状の例
(1)記憶障害…食べたことや経験したこと自体を忘れたり、物の置き忘れや紛失が頻繁になったりする。
(2)見当識障害…時間や季節が分からなくなったり、近所でも道に迷ったりする。また、周囲の人との関係が分からなくなる。
(3)理解・判断力の障害…考えるスピードが遅くなったり、二つのことを同時に行ったりすることが難しくなる。また、目に見えない仕組み(銀行のATMなど)がうまく使えなくなる。
(4)実行機能障害…計画を立てて、段取りをすることができなくなる。買い物に行った時に、家にある物と同じ物を買ってしまうなど。
(5)感情表現の変化など…その場の状況が読めなくなる。例えや比喩が分からず、「そんなバカな」という言葉を「バカと言われた」と怒り出してしまうなど。

「行動・心理症状」は周囲の人の適切な関わり方や生活の工夫により、症状を軽減したり、進行を遅延させたりすることができるといわれています。
認知症のご本人は常に不安と混乱の中で生活しています。ご本人の訴えを否定したり正したりせず、素直に聞き入れ、まずは受け入れることが大切です。ご本人が自信をなくすような言葉は避け、尊厳を傷つけ内容に、できることを「それとなく」続けられるようにサポートしていきたいですね。

問い合わせ:高齢支援課
【電話】338-6846

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