「多摩市みんなの笑顔が広がる歯と口の健康を推進する条例」を制定しました(令和7年4月1日スタート)
歯と口には、食べる・飲み込む・話すなど、私たちが健やかで幸せに生きていくためにとても大切な役割があります。
そのため、むし歯や歯周病などにならないように、家庭だけではなく、学校・職場・地域などで、歯と口の健康のために取り組むことが大切です。
市は、市民の皆さん一人ひとりが正しい知識を持ち、また市や歯科医師など社会全体で協力し、誰一人取り残さない歯と口の健康のための取り組みを推進するために、条例を制定しました。
ID:1016004
■「お口の健康」はなぜ「人生の健幸」なの?
歯と口は「食べること」や「会話をしてコミュニケーションをとること」などの役割を持っているため、むし歯や歯周病によって多くの歯を失うと日常生活などに影響を与えます。特に、歯周病は、糖尿病や心疾患、脳梗塞、早産・低体重児出産など、さまざまな疾患との関連があります。
また、高齢になると口腔機能が低下するため、低栄養や誤嚥性肺炎になるリスクも高まります。このように、全身の健康と密接な関係がある歯と口の健康は、健やかで幸せに生きるための土台となります。
■お口の健康のためには、何をしたらいいの?
例えば…
・適切な歯磨き方法やフロス、歯間ブラシの実践や、健康的な食習慣に気をつけましょう。
・むし歯や歯周病などの予防には、定期的な健診やフッ素塗布、継続的なクリーニングなどが大切なので、かかりつけ歯科医を持ちましょう。
・保育園や幼稚園・学校での歯科健診だけでなく、歯科保健指導やブラッシング指導などで学んだことを取り入れ、予防歯科に取り組みましょう。
・災害時に備えて、口腔ケア用品を準備しましょう。
■皆さんの歯と口が健康になれるようサポートします!
例えば…
・幼児・妊婦の歯科健診や歯周病検診・後期高齢者歯科健診など、ライフステージの特徴を踏まえた健診や相談事業を行います。
・障がい者や介護を必要とする方などが定期的に歯科健診を受けられる「摂食嚥下機能診療」や「障がい児者歯科診療事業」などの体制の確保に取り組みます。
・皆さんにお口の健康に関する知識をリーフレットやイベントなどでお伝えします。
●10月1日に(株)ロッテ、多摩歯科医会と「市民の歯と口の健康づくりの推進に関する連携協定」を締結しました!
市民の歯と口の健康づくりの推進に一丸となって取り組み、市民の健康の保持増進や健康寿命の延伸を図ることにより、「健幸都市」の実現に向けた施策を実施します。3者がお互いの強みを活かし、子どもから高齢者までむし歯予防やしっかりとかむことの重要性を啓発します。
●「歯と口のポスター・標語」入賞作品が決定しました!
ポスター183点の応募作品から各部門(小学1~3年の部・小学4~6年の部・中学校の部)に最優秀賞を含め6点、標語83点の応募作品から各部門(小学校・中学校の部)に最優秀賞1点を決定しました。
◇ポスターの部(最優秀賞)
※詳細は本紙をご覧ください。
◇標語の部(最優秀賞)
・「自慢の歯見せつけようよ笑顔でね」
・「人生のいろいろな場面で輝く歯」
※詳細は本紙をご覧ください。
●かかりつけ歯科医を紹介します
対象:かかりつけ歯科医のいない方・訪問(自宅)での歯科医療を希望する方など
備考:紹介先での医療機関では保険診療
ID:1002830
問い合わせ:健康推進課
【電話】376-9149
<この記事についてアンケートにご協力ください。>