日本では、がんは30年以上も死因第1位になっており、2人に1人ががんになると言われています。がんによる死亡や、治療などによる生活の質の低下を減らすには、早期発見・早期治療が重要で、がん検診はそのカギとなります。自分自身の健康を守るために、ぜひ検(健)診を受診しましょう。
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■令和4年度に多摩市がん検診でがんを発見できた人は82人
・令和4年度に発見されたがん
大腸がん 45人
胃がん 4人
肺がん 0人
子宮頸がん 1人
乳がん 32人
・毎年多くのがんが発見されています
令和元年度 66人
令和2年度 69人
令和3年度 87人
「検診では、がんになっていない状態である「前がん病変」(子宮頸部異形成など)で発見できることも多いんだって!早期発見できるって大切だよね!」
「わたしは今年20歳!子宮頸がん検診の案内が届いたけれど、がん検診って必要なの?」
○がんって自分と関係ないって思いますよね。でも、20代でも子宮頸がんになるんです。女性の9人に1人は乳がんになるんです。
がんは治せる病気ですが、症状がないことも多く、発見が遅れてしまうことがあります。あなたの大切な未来のために、がん検診を受けましょう。
・柳原恵子氏(東京都がん診療連携拠点病院日本医科大学多摩永山病院乳腺科医師)
■今年度から胃がん検診のバリウム検査を廃止し、内視鏡検査の定員数を増やします
内視鏡検査は、バリウム検査よりも精度が高いことが特徴です。市は、限られた財源をより有効な検診に充て、市民の皆さんの胃がんの早期発見・早期治療につなげます。
過去6年間のバリウム検査・内視鏡検査のがん発見者数を比較すると、バリウム検査の2人に対し、内視鏡検査では31人のがんが発見されています。
◇今年度からの変更点
・50歳以降の方は、2年に1度内視鏡検査の受診をお願いします
・胃のABC検査(胃がんリスク検査)の対象を「40歳のみ」から「40歳~49歳の中で1回」に変更しました
◇あなたが受けられる年代別検(健)診早見表(対象年齢は令和7年3月31日時点の年齢です)
[がん検診]
・20代
(1)子宮頸がん検診(偶数年齢の女性)
・30代
(1)子宮頸がん検診(偶数年齢の女性)
・40代
(1)子宮頸がん検診(偶数年齢の女性)
(2)乳がん検診(偶数年齢の女性)
(5)大腸がん検診
(10)肺がん検診
・50代以上
(1)子宮頸がん検診(偶数年齢の女性)
(2)乳がん検診(偶数年齢の女性)
(5)大腸がん検診
(6)前立腺がん検診(50歳・55歳・60歳・65歳・70歳の男性)
(9)胃がん検診(内視鏡)(2年に1度)
(10)肺がん検診
[健康診査、その他の健診など]
・20代
―
・30代
(4)歯周病検診(30歳)
(11)30代健康診査
・40代
(3)胃のABC検査(過去に検査を受けたことがない方のみ)
(4)歯周病検診(40歳)
(7)結核健康診断
(8)肝炎ウイルス検診(過去に検査を受けたことがない方のみ)
(12)成人健康診査(生活保護受給者)
(13)特定健康診査(多摩市国民健康保険被保険者)
・50代以上
(4)歯周病検診(50歳・60歳・70歳)
(7)結核健康診断
(8)肝炎ウイルス検診(過去に検査を受けたことがない方のみ)
(12)成人健康診査(生活保護受給者)
(13)特定健康診査(多摩市国民健康保険被保険者)
(14)後期高齢者健康診査(後期高齢者医療制度被保険者)
※令和5年度に(9)を受診した方は令和6年度は(9)の受診不可。(1)(2)は前年度未受診の奇数年齢の方も受診可。健康推進課に要問い合わせ
◇検(健)診の概要
※詳しくは本紙をご覧ください
問い合わせ:健康推進課(健康センター)
【電話】376-9139【FAX】371-1235
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