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伊豆大島ジオパーク ちょこっとコラム No.37

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東京都大島町

大島の自然や文化、身近な魅力に迫ります。

■ウミガメ
大島の海岸線は、ゴツゴツした溶岩の磯や海食崖などの岩場が大部分を占めますが、その間に砂浜が点在しています。砂浜の砂は、山頂から山麓に降り積もった「火山砂」や「細かく砕けた溶岩」が雨で流され沢を下り、海岸に溜まったものです。玄武岩質の火山噴出物が集まっているため砂の色は黒く、熱の吸収が良いことから、地面の温度は比較的高くなっているそうです。そんな特徴を持ち、かつ数の少ない大島の砂浜に、アカウミガメとアオウミガメの2種類のウミガメが訪れ、産卵していることが確認されています。
ウミガメは、もともと陸上で生活していたカメの中から、海で生活するように進化した爬虫類です。卵は陸上に産卵されます。もし誤って海中に産んだら、卵は死んでしまいます。大きな母亀が陸上を動くのは、大変です。つまり、海から遠くない陸上、砂浜海岸の地中に産まれた卵は、適度な温度のもとで孵化します。
孵化した子ガメがどこに行き、どこで育って、卵を産むのか?ウミガメを大切にしていくために、海洋環境のことをもっとウミガメから学びたいですね。
〔伊豆大島ジオパーク推進委員会事務局〕

・一般的にウミガメの産卵は、春頃から秋にかけて行われるそうだよ!今年は大島に来るかな??
・海を汚さないよう、ペットボトルや釣り糸など、ゴミはしっかりお家に持ち帰ろうね!

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