(1)文京区のがん状況
区民の死因第1位は長期にわたり「悪性新生物(がん)」です。令和3年では総死亡数の約27%を占めており、日頃の生活環境・生活習慣の改善による「予防」や検診受診による「早期発見」がより重要です。
「がんを知り」、「がんと向き合う」ことからはじめましょう。
出典:ぶんきょうの保健衛生(事業概要)令和5年版
(2)がんの予防を!
日本人のがん患者のうち、男性43.4%、女性25.3%は生活習慣や感染など予防が可能な原因で発生したと考えられています。
生活スタイルに合わせて「がんを防ぐための新12か条」を実践することで、がんになる確率を低くすることが可能です。
できるところから取り組んでみましょう。
▼がんを防ぐための新12か条
〔1〕たばこは吸わない
〔2〕他人のたばこの煙を避ける
〔3〕お酒はほどほどに
〔4〕バランスのとれた食生活を
〔5〕塩辛い食品は控えめに
〔6〕野菜や果物は不足にならないように
〔7〕適度に運動
〔8〕適切な体重維持
〔9〕ウイルスや細菌の感染予防と治療
〔10〕定期的ながん検診を
〔11〕身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
〔12〕正しいがん情報でがんを知ることから
出典:(公財)日本対がん協会、国立がん研究センターがん情報サービスホームページ
(3)早期発見・早期治療を!
がんによる死亡率は、「早期発見」「早期治療」をすることで低下させることができます。早期であれば治せる可能性は非常に高く、治療も軽く済むことが多いため、患者にかかる身体的・経済的負担や時間は一般的に少なく済みます。早期のがんでは自覚症状がないことが多いため、早期発見のためには、がん検診を受けることが重要です。
出典:(公財)日本対がん協会ホームページ
(4)がん検診の受診を!
医療機関により受けられる検診の種類が異なります(予約制)。
対象:区内在住者
申込:事前に指定医療機関に連絡のうえ、受診
※詳細は健康診査受診票に同封の「文京区健康診査のご案内」又は区ホームページ参照(検診事業の実施状況は区ホームページに掲載)
※今年度受診できなかった方は、翌年も受診可能なため7年度検診期間中に問合せのこと
※受診の際は、マスクの着用を推奨。指定医療機関のスタッフの指示に従うこと
問合せ:健康推進課保健係
【電話】03-5803-1229
(5)がん患者支援
●がん患者ウィッグ購入等費用助成事業
がん患者の方の身体的・心理的な負担や社会生活上の不安を和らげるため、購入等費用の一部を助成します。
助成対象品:
・ウィッグ、医療用帽子等
・胸部補整具
・まゆ毛ケア用品(つけまゆ毛)
助成金額:上限10万円/回(1回1商品)、1人2回まで
※費用が10万円未満の場合はその額
●がんサポートあんしんガイド
区内でがん患者の方やご家族が活用できる資源や情報を一覧にまとめたものです。ぜひご活用ください。
配布場所:健康推進課・図書館・高齢者あんしん相談センター・保健サービスセンター・各地域活動センター・区内5つの病院の「がん相談支援センター」ほか(区ホームページにも掲載)
問合せ:健康推進課福祉保健政策推進担当
【電話】03-5803-1231
<この記事についてアンケートにご協力ください。>