■思春期は先々の健康のための貯金時代
20代の女性の5人に1人が痩せすぎといわれています。体脂肪から分泌されるレプチンが不足することで女性ホルモンが少なくなるため、月経異常や不妊症の原因にもなるといわれています。また、骨粗しょう症の予防には、思春期からのバランスの良い食事や運動が重要です。
■更年期はセカンドステージへの転換期
閉経の前後10年を更年期といいます。女性ホルモンが低下することで、さまざまな症状が出て、40代から自覚する人もいます。
婦人科などでは、生活習慣の見直し、ホルモン補充療法や漢方薬など体質に合った治療を受けることができます。安易に「更年期だから」と見過ごさず、他の疾患との鑑別のためにも医療機関などへの受診をお勧めします。
■女性特有のがんに注意
女性特有のがんのうち、子宮頸(けい)がんは20代後半から、乳がんは40代から発症率が増えています。早期発見の場合、5年相対性生存率(※)が子宮頸がんでは約95%、乳がんでは約99%と高く、治療の選択肢が増えてきます。そのため区では2年に1回、子宮頸がん検診は20歳から、乳がん検診は40歳から受診するよう案内しています。
※がんと診断された人のうち5年後に生存している人の割合が、日本人全体で5年後に生存している人の割合に比べてどのくらい低いかを表す。
■女性の健康パネル展示会
日時:3月5日(火)午前8時30分~午後4時
場所:区役所1階ロビー
■測って得する! 骨の健康とお口のチェックイベント
日時・内容:3月16日(土)
・午前10時~午後3時30分…女性の健康パネル展示、ミニ動画上映、パタカ(口の機能)測定(3時まで)
(1)午前10時~11時30分(2)午後1時30分~3時…骨密度測定会、栄養相談
場所:杉並保健所(荻窪5-20-1)
対象:区内在住・在勤で20歳以上の女性
定員:
(1)60名
(2)80名
(いずれも申込順)
申込み:(1)(2)LoGoフォームから、3月13日までに申し込み
乳がんと仕事の両立についての動画をYouTube杉並区公式チャンネルで公開しています
問合せ:杉並保健所健康推進課健康推進係
【電話】3391-1355
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