■お薬多くないですか?
複数の病気を持つと、処方されるお薬が多くなる傾向にあります。多くなることで副作用が出やすくなったり、飲み忘れるなどの問題が生じる状態をポリファーマシーと言います。
ポリファーマシーは、複数の医療機関を受診しているケースや薬の副作用を別の薬で対処するケースなどで起こりやすいです。加齢に伴い内臓の働きが弱くなると薬を分解したり、体の外に排出する機能が落ちてくるためそれぞれの成分が体内に蓄積し影響し合い、効きすぎたり副作用が出やすくなると言われています。
一般的に薬の種類が6剤以上で副作用の頻度が上昇すると言われていますが、あくまでも薬剤数ではなく適正な処方かどうかを判断するのが大切です。
ポリファーマシーを回避するにはかかりつけ医やかかりつけ薬局を持つことや、お薬手帳を1冊にまとめること、薬を飲んでいて体に不調(ふらつき・倦怠感など)を感じる際は医師や薬剤師に相談することが大切です。
東村山市医師会
<この記事についてアンケートにご協力ください。>