文字サイズ
自治体の皆さまへ

[コラム]医師会

24/32

東京都東村山市

■小児のワクチンについて
生後2か月から予防接種が始まります。ここ10数年で定期接種のワクチンの種類がずいぶん増えました。
今年4月からは、従来の四種混合ワクチンにヒブワクチンを加えた五種混合ワクチンが導入されました(接種本数が1本減ります)。肺炎球菌ワクチンも13価から15価に変更され、予防効果が高まりました。効率的に予防接種をすすめるためには、同時接種をおすすめします。同時接種の本数に制限はありません。生後2か月から4か月まで4週間おきに数本の接種を3回、生後5か月でBCG、生後6~7か月でB型肝炎の3回目、1歳で水痘や麻疹風疹など数本を接種するのが標準的なスケジュールです。定期接種にはふくまれませんが、おたふくかぜワクチンはぜひ接種されることをおすすめします。おたふくかぜは、発熱や耳下腺の腫れのほかに、ウイルス性髄膜炎や卵巣炎・精巣炎、膵炎、難聴など多くの合併症を引き起こします。なかでも難聴は1000人に1人の割合で発症し、治療法がないため、年間100人以上が後遺症を残しています。子宮頸がんワクチンは、高1の終わりまでに3回接種します。昨年から導入されたより予防効果が高い9価ワクチンを接種した場合15歳未満で接種を開始すれば、2回接種で終了です。子宮頸がんは、国内で年間1万人が発症し、3000人近くが亡くなっています。1997年4月2日から2008年4月1日までに生まれた女性の方は、特例対象者になるので、詳細は市に確認してください。

東村山市医師会

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU