渋谷区では、認知症の人やその家族が安心して暮らすために、さまざまな取り組みを進めています。
「もの忘れが増えた気がする」
「夕飯を食べたかどうか思い出せない」
「昨日までできたことがうまくできない」
◆認知症とは
加齢などのさまざまな原因により脳の働きが悪くなることで、記憶力や判断力が低下し、日常生活にまで支障が出るような状態を「認知症」と言います。ただし、思い出したいことがすぐに思い出せない「加齢によるもの忘れ」と「認知症によるもの忘れ」は異なります。
◇「加齢によるもの忘れ」と「認知症によるもの忘れ」の違い(一例)
※政府広報オンライン「知っておきたい認知症の基本」(【HP】https://www.govonline.go.jp/useful/article/201308/1.html)を加工して作成
◆「認知症かな?」と思ったら
「早期発見・早期対応が大切です」
認知症が疑われるサインに気づいたら、一人で悩まず、早めに医療機関を受診しましょう。早期に認知症についての理解を深め、正しい備えをすることで、症状が進行した後も自分らしい生活を続けられるようになります。
◇渋谷区の認知症専門病院(事前に電話で予約が必要です)
専門医による認知症の診断および認知症に伴う行動・心理症状(怒りっぽさ・幻覚・妄想など)や身体合併症の対応を行なっています。ご本人の受診が難しい場合、家族のみで相談することができます。
◎地域連携型認知症疾患医療センター(渋谷区担当)東京女子医科大学附属成人医学センター
住所:渋谷2-15-1渋谷クロスタワー20階
電話番号:【電話】03-3499-1917
相談受付時間:(月)~(金)9:00~17:00、(土)9:00~12:00
※第3(土)、(日)、(祝)、12月5日(創立記念日)、年末年始(12月30日~1月4日)は除く
診察時間:(月)~(金)9:00~17:00、第1・2・5(土)9:00~12:00、第2・4(日)13:00~17:00
◎地域拠点型認知症疾患医療センター(渋谷区・目黒区・世田谷区担当)東京都立松沢病院
住所:世田谷区上北沢2-1-1
電話番号:【電話】03-3303-7211(代表)
受付時間:(月)~(金)9:00~17:00
◇地域包括支援センター
身近な総合相談窓口として、住んでいる地区担当の地域包括支援センターで相談を受け付けています。
認知症について相談したい、介護保険サービスを利用したいなど、お気軽にご相談ください。
利用時間:(月)~(土)9:00~19:00
休業日:(日)・(祝)(敬老の日を除く)・年末年始
住所・電話番号・担当地区など:※お住まいの住所により異なります。
◆渋谷区の取り組み
◎もの忘れ相談会(認知症相談会)
医師を含む医療や介護の専門職に無料で相談できます。相談を希望する地域包括支援センターへ申し込んでください。
対象:区内在住でもの忘れなどの認知症の症状の心配がある人と家族
※本人または家族のみで相談可。家族は区外在住可
定員:各回2組(先着)
◎認知症サポーター養成講座
認知症の人を温かく見守る応援者である「認知症サポーター」になりませんか。講座では認知症の症状や対応方法を学ぶことができます。11月の日時は下記のとおりです。
日時:11月25日(土)14:00~15:30
場所:本町区民会館
対象:区内在住・在勤・在学の人
定員:100人(先着)
申込:11月4日から電話でつばめの里・本町東地域包括支援センター(【電話】03-5334-9977)へ
その他の日程は、区ニュースや区ポータルをご確認ください。
◆認知症なっても展2023が開催されました
10月18~21日
「認知症になっても大丈夫、と言い合えるSHIBUYAへ」をテーマに、当日は渋谷区の認知症に関する取り組みの展示ブースや、オレンジカフェ体験コーナー、認知症に関する講座・トークショー、映画上映など、認知症について楽しく学べるコンテンツが設けられました。
◇参加者の声
認知症の人の目線を感じられる体験がたくさんあり、これまでの認知症に対する捉え方が変わりました。認知症に関わる多くの支援者に、このイベントに参加してほしいと思いました。
「認知症なっても展2023」の様子について詳しくは、特設サイトをご覧ください。(本紙二次元コード参照)
その他の取り組みについて詳しくは、お問い合わせください。
問合せ:高齢者福祉課高齢者相談支援係
【電話】03-3463-1989【FAX】03-3463-2873
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