区内でのハクビシンやアライグマの目撃情報や被害相談が寄せられています。ハクビシンなどは野生動物のため、目に見えない寄生虫がいたり、人にうつる病気にかかっていたりすることがあります。見かけただけでは心配ありませんが、餌を与えたり、素手で触ったりしないようにしましょう。また天井裏などにすみつくことで、ふん害により悪臭が発生したり、建物に被害を与えたりする場合があります。
◆ハクビシンとアライグマの特徴
・夜行性
・雑食性(果実、作物、小動物などを食べ、生ごみをあさることもある)
・複数のねぐらを持ち、人家などの天井裏も休憩場所として利用する
◇ハクビシン
高所が得意で、雨どいや電柱などを登ったり、電線の上を歩いたりする。8cm程度の小さな隙間でもくぐり抜ける。
・顔の真ん中に白いすじ
・スリムな体型 頭から尾の先まで90~110cm
・足が短い
・前足・後足とも5本指
・尾が長い
◇アライグマ
木登りが得意で柱や壁も登る。隙間をこじ開け、建物に侵入することもある。
・中型犬くらいの大きさ 頭から尾の先まで70~90cm 体重4~10kg。猫背
・尾に5~7本のしま
・前足・後足とも5本指
・耳はとがって、白いふちどり
・目のまわりに黒いマスク模様 眉間に黒いすじ
・ヒゲは白い
(出典:東京都環境局)
◆ハクビシンなどを寄せ付けないために
・建物周りの侵入口になる隙間(縁の下、換気口、軒下など)をふさぐ
・屋根に登れるような庭木の枝は剪定(せんてい)する
・敷地内の果物の実は早めに収穫するか、網などをかける
・ペットフードの残りや生ごみを外に放置しない
◆家に入り込んだハクビシンなどを追い出すには
・煙の出る殺虫剤をたく
・竹酢・木酢などの忌避剤を利用する
・電球などを設置して明るくする
・大きな音で驚かす
区では、自宅の天井裏などに入り込まれてふん尿などの衛生被害が生じている場合には、ハクビシンなどの捕獲を行います。
問合せ:生活衛生課事業係
【電話】03-3463-3715【FAX】03-5458-4943
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