■飼い方とマナーを考えてみませんか
国民の間に広く動物の愛護と適正な飼養についての理解と関心を深めることを目的として、「動物の愛護及(およ)び管理に関する法律」では、9月20日から26日までを動物愛護週間と定めています。この機会に適切な飼育について確認しましょう。
[ペットを迎える前にチェック]
・命ある限り、飼い続けることができますか
・毎日の餌やり・ふん尿の始末・散歩・しつけに手間と時間をかけることができますか
・不慮の事故や病気で、万が一飼えなくなったときのことを考えていますか
◆犬を飼っている人へ
◇散歩のときは必ずリード(引き綱)につなぎましょう
犬の放し飼い(ノーリード)は「東京都動物の愛護及び管理に関する条例」(東京都条例)で禁止されています。予想外の行動にも対応できるように、外出時には必ずリードにつなぎ、リードは短く持ちましょう。
◇ふん尿は飼い主が責任を持って始末しましょう
トイレは散歩前に済ませましょう。屋外で排せつしそうになった場合、住宅の敷地付近では排せつさせないように飼い主がコントロールし、ふんは必ず自宅まで持ち帰り、尿は十分な量の水で洗い流してください。
◇犬の登録と狂犬病予防注射
生後91日以上の犬は、狂犬病予防法により一生に一度の登録と、年1回
(4~6月)の狂犬病予防注射が義務付けられています。狂犬病予防注射を受けたときは、区へ注射済票の交付申請を行なってください。なお、環境省「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイトにマイクロチップ装着犬の登録をした場合、区での登録手続きは不要になります。
◇適切なしつけをしましょう
不必要に吠えさせないことや「まて(静止)」と「おいで(呼び出し)」を覚えさせることは、人と犬がともに暮らしていくために特に重要なしつけです。必要に応じて獣医師やドッグトレーナーの力を借り、日ごろからのしつけに努めましょう。
◇人をかんでしまったら
24時間以内に事故発生地の保健所に事故発生届を提出し、48時間以内に獣医師の検診を受けさせてください。
◆猫を飼っている人へ
◇屋内で飼育しましょう
交通事故、失踪、近隣へのふん尿被害を防ぐことができます。トイレや爪とぎを用意し、上下運動ができる工夫をすれば、屋内でもストレスを与えずに飼えます。
◇去勢・不妊手術を行いましょう
区は、飼い猫の去勢・不妊手術にかかる費用を一部助成しています。
[地域猫活動について]
地域の理解と協力を得ながら、飼い主のいない猫を「地域で管理された猫」としていく取り組みです。
◎地域猫の三原則を守りましょう
・餌は決まった時間と場所で与え、食べ終わるまで見守り、すぐに片付ける。
・猫用トイレを設置し、ふん尿を清掃する。
・飼い主のいない猫を増やさないために去勢・不妊手術をする。
◎登録ボランティア制度
地域猫活動を円滑に進めるには、知識や経験が必要になります。活動の輪を広げていくのが登録ボランティアです。
◆災害に備えて
災害はいつ起こるか分かりません。
日ごろから、ペットのために準備しておきましょう。
問合せ:
・犬の登録(マイクロチップ未装着犬〉、狂犬病予防注射済票の交付、犬の死亡届
・猫の去勢・不妊手術費助成、地域猫活動、猫の保護用ケージ貸し出し
生活衛生課事業係【電話】03-3463-2246【FAX】03-5458-4943
・犬や猫の失踪・里親
東京都動物愛護相談センター【電話】03-3302-3507
・ペットが亡くなったときの有料引き取り
渋谷区清掃事務所【電話】03-5467-4300【FAX】03-5467-4301
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