災害への対策として、日頃からの準備が大切です。
被害を最小限にするためにも、避難施設などを事前に確認し、いざというときに落ち着いて行動できるようにしておきましょう。
・何を見れば災害状況を把握できるの?
・自分の家は安全なの?
・どこに避難すればいいの?
・災害時に備えておくと便利な物って何だろう?
本紙2面で町田市防災WEBポータルについて紹介します
■災害が起きたら町田市防災WEBポータルを活用しよう!
市では、防災・気象情報や災害時における避難情報などのさまざまな情報を一覧できる「町田市防災WEBポータル」を運用しています。
(1)町田市WEBハザードマップ
市内の浸水予想区域、土砂災害警戒区域、避難施設、災害時給水ステーションなどの場所を確認することができます。自宅の周りでどんな災害が起こりうるのか確認しておきましょう。
(2)緊急情報
市内で発生した災害に関する緊急情報や、国民保護に関連する情報などを掲載します。
(3)気象情報・地震情報等
市内に大雨や洪水などの気象情報が発表された時や、地震が観測された時にリアルタイムで情報を掲載します。
(4)お知らせ
長期間にわたり、市民生活に影響が出そうなお知らせを掲載します。
(5)公開文書フォルダ
被災した際に必要な申請書類などを格納します。
(6)避難情報
市内で発令した「高齢者等避難」や「避難指示」などの避難情報を掲載します。
(7)避難施設情報
最寄りの避難施設や混雑状況を調べることができます。
問合せ:防災課
【電話】724-3218
■町田市防災アンバサダーって?
防災情報を効果的かつ親しみやすく発信するため、市と協力して活動していただく個人や団体です。
◆町田市防災アンバサダーに聞きました
○助産師、ベビーウェアリングコンシェルジュ 三木佳代子さん
・助産師の存在を知ってもらいたい
アンバサダーに応募したきっかけは、助産師の存在を知ってもらいたかったからです。助産師は災害時に出動する医療従事者の一員ではありますが、認知度が低いです。助産師は何ができるかを知ってもらわないと、助けを求めている人がいても頼ってくれないと思います。
助産師と聞くと、「出産」のイメージが強いですが、思春期から家族計画、出産や子育てだけでなく、更年期などの知識もあります。特に災害時は女性特有の悩みが相談されず、解消されにくいと言われているので、幅広く相談を受けられる助産師の存在をアピールしたいです。また、母子は、災害が起きた時に災害弱者として分類されます。災害時により多くの人が母子を気遣えるような雰囲気を作りたいです。
・「育児×防災」
豆知識として、災害時に腹帯のさらしが1本あると、おむつになるし、ガーゼ布巾にもなるし、抱っこ紐(ひも)にもなるので、防災バッグに入れておくと便利です。また、最近持ち歩いているのが携帯用のトイレです。私は閉所恐怖症で、エレベーターに乗る度に不安を感じますが、携帯用トイレがあると安心しますし、災害時にも有効です。
育児は誤った情報が出回ってしまいがちです。デリケートな分野なので、日頃から助産師を頼ってもらえる体制を作り、皆さんの支えになりたいです。
○防災士、オートキャンプインストラクター講師 ずぼらまま(コウダミキ)さん
・「キャンプ×防災」
防災士の資格を取った時に、ちょうど防災アンバサダーのことを知り応募しました。オートキャンプインストラクター講師として活動もしているので、資格を活(い)かして「キャンプ×防災」を皆さんに知っていただける機会だと感じました。
キャンプは、火をおこしたり、野外で調理したり、お風呂に入れなかったりと、非日常体験にあふれています。日頃からこういった体験をすることで、災害時に自宅にいられなくなっても、心の面で強くなれます。
・キャンプ道具を使って災害対策
キャンプ道具は日常でも使えて、時には災害時にも役立ちます。例えば、ライト一つとっても、昔と比べて今は小型で軽量なものが多く、持ち歩くだけで災害時に有効です。ポータブル電源は停電時に有効で、スマホの充電が何回もできますし、ソーラーパネルで給電できる仕様のものもあります。
また、キャンプで使った水、食料、ガス缶、電池などの消耗品は必ず補充しています。そうすることで災害時の対策にもなります。キャンプと防災は相性がいいのです。
豆知識として、災害に備えて家族写真を準備しておくと便利です。災害時に身分を保証できるものがないと、第三者は誰と誰が家族なのか確認できません。連れ去りなどと疑われないように、家族写真の裏に名前を書くなどして、防災バッグに入れておくと災害時に役立ちますよ。
■町田市・第九消防方面合同総合水防訓練
台風及び集中豪雨が予想される時季を前に、町田市、東京消防庁及び町田市消防団等の関係機関が連携し、市民に水防について関心を持ってもらうための訓練を実施します。住民参加型の水防工法や、救出救助等の訓練を行うほか、車両展示も行います。
日時:6月22日(土)午前9時30分~11時
場所:木曽山崎グラウンド
問合せ:防災課
【電話】724-2107
※詳細は本紙P.2の二次元コードからご覧下さい。
問合せ:防災課
【電話】724-3218
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