■「もしかして、認知症?」と思ったら地域包括支援センターへ
気になることがあるかたは、もの忘れ相談窓口である地域包括支援センターにご相談ください。地域包括支援センターでは、区民のかたが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、認知症の疑いのある人の早期発見に努めるとともに、当事者や家族、関係機関などから相談を受け、適切な医療、サービスにつなげる取り組みを行っています。詳細は区Webをご覧ください。
◆地域包括支援センター
各地域包括支援センターでは、認知症支援コーディネーターを2人ずつ配置しています。認知症に関する相談は、認知症支援コーディネーターが中心となって、本人や家族の状況に合わせた支援方法を一緒に考えます。
日時:月〜金曜日8:30〜19:00、土曜日8:30〜17:00(祝・休日を除く)
◆認知症支援コーディネーターに聞きました〜これまで担当・体験した事例
▽少しのサインでも気になることがあったら相談してほしいです
「お父さんが最近もの忘れがすごく多くなっちゃって」「暑い中をいつもフラフラ歩いているかたがいるんですが、大丈夫でしょうか」など、ちょっとした相談や問い合わせでも大丈夫です。少しのサインでも、気付いた時に連絡してくれるだけでずいぶん違います。
▽自分は認知症とは関係ないと思っているかたが多いです
認知症のかたの中には、社会生活も何とか送れているので、自分は大丈夫と考えているかたもいます。周りのかたが気付いて早めに相談することで、本人とコミュニケーションを図りながら、必要な手段を提案していくというプロセスを踏むことができます。
▽自分がどうしたいかを聞けるうちに相談してもらいたいです
認知症が進行してからだと、施設に入りたいのか、家でずっと暮らしたいのかなど本人の意思をなかなか聞けなくなるので、早めに相談してもらうことが大事だと思います。
▽日常生活や仕事の中での気付きが支援につながることがあります
若年性認知症のかたで、会社の同僚のかたが違和感に気付いて相談してくださいました。その後、若年性認知症総合支援センターやケアマネジャーなどと連携し、受診支援を行いました。職場のかたの気付きが支援のきっかけとなることがあります。
▽できるだけたくさんのかたに認知症のことを知ってほしいです
ある認知症のかたの行きつけの飲食店から、そのかたがお酒を飲んで暴れてしまったと連絡がありました。でも、苦情ではなく、自分たちも認知症のことを理解して、これからも一緒に楽しみたいって言ってくださったので、とてもうれしかったです。
■認知症についてもっと詳しく知りたいかたは~みんなで支える認知症安心ガイドブック
認知症のかたや家族の立場で、困り事や相談事に活用できる医療やサービスなどの情報や、認知症の進行に応じて利用できるサービスなどを掲載しています。総合庁舎本館2階福祉総合課、地域包括支援センターで配布するほか、区Webでご覧になれます。
福祉総合課職員「ぜひご活用ください」
問合せ:福祉総合課認知症施策推進係
【電話】5722-9702【FAX】5722-9062
<この記事についてアンケートにご協力ください。>