スギやヒノキの花粉のピークが過ぎる5月になっても、目のかゆみや鼻水などのアレルギー症状が出る場合「イネ科植物」が原因の花粉症の可能性があります。
イネ科植物であるハルガヤやネズミホソムギは、道端や河川敷、堤防などの身近な草地で生い茂っています。
イネ科花粉の飛散時期は、5~10月ごろであり、このうち最も多く花粉が飛ぶのは5月中旬~6月です。
イネ科花粉症の症状はスギやヒノキの花粉と同じで、目のかゆみやくしゃみ、鼻水や頭痛、体全体の倦怠感などです。症状がある方は、早めに医療機関を受診しましょう。
・ハルガヤ
枝が短いため花が穂状に見えるのが特徴です。早いものでは3月中旬に開花します。
・ネズミホソムギ
河川敷や堤防、公園などで多く見られ、5~7月にかけて開花します。
■イネ科花粉症を予防するには
・イネ科植物の花粉はスギのように遠くまで飛びません。草むらに入ったり近づいたりせず、花粉にさらされる機会を減らしましょう。
・目・鼻・口からの花粉の侵入を防ぐため、外出時はマスクを着用し、帰宅後は手洗いやうがい、洗顔をしましょう。
問合せ:お近くの保健センター(本紙11面上欄参照)へ
担当課:地域保健課
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