■エシカル消費ってなに?
「エシカル消費」とは、「倫理的な消費」という意味で、自分の損得だけを考えるのではなく「人や社会、地域、環境に配慮した消費行動」のことを言います。
現状の大量生産・消費・廃棄の暮らしの背景には、深刻な環境破壊や、開発途上国の劣悪な労働環境の要因になるなど、多くの問題が存在しています。
今回は、日常生活で行っている「物を買う・食べる・使う」などの消費行動において、どのようなことをしたら「エシカル消費」につながるのか、その具体例を紹介します。
◇具体例1 買い物する時にできること
・国際フェアトレード認証ラベルのついた商品を購入する(開発途上国の生産者や労働者の生産力・経済状況の向上になる)
・福祉施設で作られた製品を購入する(障害のある方の自立支援になる)
・地元の商品を購入する(地産地消の推進になる)
・エシカル消費に関連する認証ラベルマークの付いた商品を購入する(環境への配慮になる)
・マイバッグを持参する(環境への配慮になる)
・食品は、必要な時に・必要な量だけ購入する(食品ロスの削減になる) など
◇具体例2 買い物以外でできること
・ストローなど、使い捨てプラスチックの使用を減らす(環境への配慮になる)
・「リデュース・リユース・リサイクル(3R)」を心掛ける(環境への配慮になる)
・食べ残しを減らす(食品ロスの削減になる)
・マイボトルを持ち歩く(ごみの削減になる)
・省エネや節電につながる行動をする(地球温暖化対策になる) など
私たち一人一人が、社会的課題に気付き、問題解決のために何ができるのかを考え、消費行動を変えてみることがエシカル消費の第一歩です。
消費と社会のつながりを「自分ごと」として捉え、より良い未来に向かって今、自分にできることから始めましょう。
担当課:消費生活センター(立石5-27-1 ウィメンズパル内)
【電話】03-5698-2311
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