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自治体の皆さまへ

語り継ごう 平和の願いを次の世代へ

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東京都葛飾区

79年前の広島・長崎では、原子爆弾によって、多くの貴い命が一瞬にして奪われました。
区は、核兵器廃絶と世界の恒久平和を願い、積極的に非核平和事業に取り組んでいます。戦争の記憶を若い世代に語り継ぎ、平和への思いを受け継いでいきましょう。

■非核平和祈念のつどい
8月1日、区民の皆さんとともに非核平和を祈念するため、葛飾区原爆被爆者の会(葛友会)との共催で、非核平和祈念のつどいを行いました。
青戸平和公園で広島にちなんだクスノキ(※1)と長崎にちなんだクロガネモチ(※2)への献水の儀を行った後、テクノプラザかつしかで黙とうや千羽鶴の献架、献花を行った他、四ツ木中学校の代表生徒が、平和学習の成果や平和への思いを発表しました。
また、今年は葛友会が結成60周年を迎えることから、青木区長より葛友会へ感謝状の贈呈が行われました。

※1…被爆後の広島でいち早く生命をよみがえらせ、市民に生きる希望と復興への力を与えてくれた。現在は、広島市の市木となっている。
※2…原爆投下後の長崎の焼け野原で、最初に芽吹いたといわれている。

◇四ツ木中学校代表生徒の発表(要約)
戦争を経験していない私たちの世代は核兵器の恐ろしさについて、完全に理解できなくても、自ら知ろうとすることが重要だと思います。私はこれから、核兵器のない世界を作るために、被爆者の方のお話を聞いた者として、唯一の被爆国日本の国民として、何ができるか、何をしていくべきなのかを考えて生活していきたいと思います。

■被爆体験講話会
6月12日、四ツ木中学校で、葛友会の会長による、被爆体験の講話会が行われました。戦争や原子爆弾の悲惨さを認識し平和について考えてもらうため、長崎で被爆した奥田萩子さんが自身の被爆体験を語りました。参加した生徒は、真剣に聞き入っていました。

◇参加した生徒の感想
・テレビで見たり聞いたりする内容よりも、奥田さんの講話が一番印象的で胸に刺さりました。
・当時を体験した人のお話を聞けて、非常に貴重な経験になりました。
・平和な現代が当たり前でないと実感できました。二度と同じ過ちを繰り返さないように、後世に伝えていきたいと思いました。

■非核平和に関する展示・企画
◇平和関連書籍コーナー
戦争、平和に関連する書籍の特集コーナーを設置しています。

期間:8月21日(水曜日)まで(休館日を除く)
会場:各図書館

◇原爆と人間展
写真や図書資料を展示します。

期間:8月23日(金曜日)~26日(月曜日) 午前10時~午後6時
(23日は午後1時から。26日は午後1時まで)
会場:亀有地区センター(亀有3-26-1 リリオ館7階)
主催:葛友会

◇被爆体験講話DVDの貸し出し
被爆者の体験を風化させることなく後世に伝えていくため、総務課(区役所5階504番)と各図書館で貸し出しを行っています。詳しくはお問い合わせください。

担当課:総務課
【電話】03-5654-8136

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