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自治体の皆さまへ

自分らしさを活かす、支えあう (1)

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東京都豊島区

区は、障害の有無にかかわらず、誰もが自分らしさを発揮して心豊かに暮らせるまちを目指していきます。今回は、スポーツやアートなどの様々な広がりを紹介するとともに、今日から私たちができるサポートを紹介します。

豊島区長 高際みゆき
\Comment/
スペシャルオリンピックス夏季世界大会にアスリートの森松さんと、森松さんのパートナーとして本区職員が初出場し、卓球で金メダルを獲得したことは、障害の有無に関わらず、ともに支え合うことが重要であることを伝えてくれました。今後とも誰もが自分らしく活躍できる環境づくりを推進してまいります。

「ともに」
■スポーツを楽しむ
6月に開催された2023年スペシャルオリンピックス夏季世界大会・ベルリンに、アスリート/森松奨羅さんと、区職員でパートナー/犬竹祐貴さんが初出場し、卓球(ユニファイド男子ダブルス)で金メダルを獲得しました。2人は、知的障害のある人(アスリート)と知的障害のない人(パートナー)がチームメイトとなり一緒にスポーツをする「ユニファイドスポーツ(R)」で活躍しています。ユニファイドスポーツ(R)は、年齢の近さ、技量が同等であることなどの基準を満たしてペアを組み、プレー中もお互いが平等であることが基本となっています。
※スペシャルオリンピックス(SO)とは…知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織。
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(公財)スペシャルオリンピックス

\interview/ 犬竹祐貴さん、森松奨羅さん(スペシャルオリンピックス日本・埼玉)

○卓球、世界大会のこと
・16歳から家族のすすめで卓球を始めました。初めて会う人や健常者の人とも一緒に試合をできるのが楽しいです。地元の友達や大学のチームともプレーします。「代表として選ばれたからには」と思い、大会前は週6日練習していました。試合を観(み)てくれる人が多いとうれしくて気持ちも高まりますね。「一緒に打ってみたい」と海外の選手に声をかけられたのもうれしかったです。(森松さん)
・家族が卓球をやっていて、小学生の時から自然にSOに関わり、今は主にコーチとして携わっています。大会の時は、海外の選手とお互いに言葉が完璧に伝わらなくても、一緒にハイタッチや握手をして交流できました。(犬竹さん)

○お互いのこと
・5~6年ペアとして一緒にいるので「言わなくてもわかるのかな」という感じがあって、そこが強み。「ゆうちゃんは試合の流れをこう組み立てているんだろうな」と思うし、私が攻める時にも自分のことを理解してくれているので「あとは任せます!」という気持ちで思い切ってできます。世界一のパートナー。2人で金メダルをとれたし、卓球をやっていなければ出会えなかったので一緒にいてくれて感謝しています。(森松さん)
・奨羅くんは目標に対して一生懸命。積極的に周りの人に明るく声をかけてくる、ムードメーカーですね。しかも、ここぞという時に得点を決めていくので度胸があってすごい。私自身は大きな大会の舞台に立つ経験がなくて考えすぎてしまう部分もありましたが、奨羅くんが堂々と決めて盛り上げてくれました。(犬竹さん)

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